PosterMakerは通常最大A4版までの大きさしか印刷できないプリンタを使って大きなポスターを作り上げるソフトだが、ご承知のとおりこの種のソフトウェアは現在でも存在する。 
その手法は簡単である。読み込んだグラフィックデータをどのくらいの大きさに印刷したいのかという設定に従いA4版相当の大きさに分割してプリントアウトし、後にそれらを糊代にそってつなぎ合わせるというものだ。 
現在もそうだがたまたま大きな印刷物が欲しくてもその道のプロとか業務でその手のカラープリンタでもない限り同種の方法でその場をしのいでいる人も多いはずだ。この方法はベーシックなやり方だが現実的な方法なのである。とはいえA4のそれもプリンタ用紙を10数枚以上も正確につなぎ合わせるのはこれまたなかなか難しいのだが…(^_^Winking。 
もちろん当時はそんな大きな印刷物が必要だったわけではなくA3程度のことが多かったこともあり、意外と便利に使ったものだ。 
postermaker
PosterMakerはこの種のソフトとしては操作がシンプルで簡単なのが良かった。また私はPosterMakerそのものはともかく付属のThrowPaintというユーティリティをよく利用したことを思い出す。 
このソフトは当時の9インチディスプレイでA4版相当のデータの全域を確認するのはなかなかに辛いものだった。無論その方法は二つしかない。 
ひとつは縮小表示の上で全域を確認する方法だが、これではビットマップの表示はほとんどの場合につぶれてしまいディテールが分からないことが多かった。そしてふたつ目の方法は画面をスクロールさせてデータの全域を確認する方法だ。 
この方法は実用的だがオペレーションとしてはハンドツールなどでグリグリとページを移動し確認したい部分を少しづつ表示させていくという原始的な方法をとるしかない。その点ThrowPaintはハンドツールで画面をスクロールさせるという理屈は同じだが、表示部分を「掴んで放り投げる」というか例えば上方向に「ほいっ」と移動させると「スーッ」と表示領域が移動し自然な形で時間と共に速度が遅くなり止まってくれるというインターフェイスを持っていた。 
当時の私はこの機能だけでもPosterMakerを買って良かったと喜んだものである。