
(株)SDエンジニアリング 1989年
ちょうど(株)コーシングラフィックシステムズを設立した年に相棒の小池邦人さんにより開発されたカラープリンタアプリケーションである。販売は札幌の(株)SDエンジニアリングにお願いしたが私自身も製品の印刷サンプルをスキャニングしたりテスティングを手伝った思い出がある(^_^)。
その後1991年にPrint Magician IIIにバージョンアップした機会にコーシングラフィックシステムズから直接リリースすることになった。
さていまではカラープリンタを当然のことのように使っているが1990年前後の当時ではカラープリンタそのものが大変高価で一般的ではなかったこともありMacintoshの環境でもImageWriterIIというカラーリボンによるドット・インパクトプリンタがせいぜいだった。
しかしMacintoshの画面はカラーであり別途ご紹介したColorMagicianIIなどのカラー画像入力システムも登場し我々はますます「印刷もカラーでやりたい」と思わずにはいられなかったのである。

というわけでPrint MagicianIIは当時比較的安価だったNEC系あるいはEPSONのESC/P系のプリンタをサポートしたコストパフォーマンス抜群の印刷専用ソフトとして登場した。勿論ImageWriterIIもOKである。
Print MagicianIIは最大A4サイズ180dpi、そして4096色中256色を再現することができた。そして印刷範囲の設定をはじめRGB色調節ボリュームを備え、ディザパターン編集機能まで備わっていた。<<br />現在のフォトクオリティの印刷結果と比較するのはナンセンスだが、そのいわゆる網点で構成される印刷結果には当時のユーザー諸氏は諸手をあげて絶賛したものだ。面白いことにいまその印刷結果を見ても大変味があるように思える。
写真と同様な印刷結果が当然と思われているいま、かえってこの手の印刷ディティールは暖かく逆に新鮮に見えるのかも知れない。
それから余談になるがこのPrintMagicianIIのディスクラベルにはボッティチェリのビーナスの誕生から拝借したビーナスの顔をデザインしてある。私自身1984年あたりから大好きなこの画像をあれこれとコラージュしたり印刷のテストなどに使っていたが後にAdobe 社がIllustratorの製品イメージに使い始めたことを知って驚いた(^_^
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モノの本によれば世の中には同時に5人ほど同じ事を考えたり発見・発明をするらしい…。後は実行力の違いなのかもしれない(笑)。