Living Videotext,Inc. 1984年 

The First Idea Processorと銘打ってリリースされたこの製品は当時かなり話題になったものだ。 
この時代に他のコンビュータに同種の製品があったかどうかについて確証のある情報は知らないがテキスト処理に関わる利用はこのTHINKTANK512によって飛躍的に便利となったことは事実である。 
thinktank
勿論日本語がサポートされていない時代においてすぐには活用できなかったものの需要が見込めたためかこの種のソフトウェア製品はその後内外からもリリースされることになる。 
THINKTANK512は今でいうところのアウトライン・プロセッサという製品だがその名のとおり、何かを企画する際に気がついたアイデア、断片的な考え方を随時入力しておけば後からいつでもマウスだけでそれらの階層を思う通りに入れ替えることができるという柔軟な設計が奇抜だった。すなわちTHINKTANK512は我々の思考過程を支援するソフトウェアなのだ。 

我々人間の思考過程は本来漠然としたものであろう。例えば何かの企画物を考える場合に一から十まで頭の中にアイデアが整然として置かれている場合など無いといっても過言ではあるまい。むしろ理路整然としていないが思いついた細切れのアイデアを複数一同に介せばそこからまとまったアイデアが構築できるケースが普通ではないだろうか。 
THINKTANK512はそうした意味において企画とかマーケティングを業務とする人たちに支持されたソフトウェアとなる。 
その後THINKTANK512はそのアイデア・プロセッサというジャンルで一層の飛躍をしMOREというより機能を拡張した製品に進化することになる。