Computer Frends,Inc. 1987年 

1986年に初めてのカラーMac、すなわちMacintoshIIがリリースされたがソフトウェアの方はまともにカラーが扱える製品はなかった。しかしMacintoshには当ソフトウェア博物館でも紹介しているように当初からグラフィックソフト、ペイントソフトとして使い勝手のよい製品が多かっただけに一日も早くそれと同等なオペレーションで使えるカラー版ソフトの登場が待たれていた。 
私は1987年7月27日から31日までの5日間、ロサンゼルス近郊のアナハイムで開催されたSIGGRAPH\’87(最新のCG機器の展示会およびイベント)に出向く機会を得たがその展示会場にはApple Computer社も出展しており、このModern Artistや別項で紹介するPixelPaintなどのβ版を見ることができた。 
カラーソフトの登場は望んではいたものの高価なのだろうと考えていただけにModern ArtistにUS$149という価格が付いていたので心から安堵した記憶がある(笑)。 
modernartist
さてModern Artistの特徴といえば256色同時カラーが使えるのは無論だが一番気になったのはそのインターフェイスである。MacPaint以降Macintoshのグラフィックソフトには統一されたインターフェイス感があったわけだがこのModern Artistは他のグラフィック専用機からの流れを感じさせる独自の作りであり多少の違和感を感じたものだ。 
また複数のカラーを混ぜ合わせる表現など後のPainterなどを思わせる機能も見られたが描写サイズがA4でなかったりとインターフェイス以外の部分でも使いづらいと思わせる点もあった。しかし待望されていたカラーペイントソフトの中では最初に入手できたものだけに(1987年の12月の中旬)思い出も多い。