
Adobe Systems Incorporated. 1991年
Adobe PremiereはQuickTimeに準拠したデジタルムービー作成および編集ツールである。事実アプリの情報を見ると”The Digital Movie Making Tool”と記してあるのだから明快だ。最近MacintoshではApple純正のFinal Cut Pro.という優れた製品が登場しデジタルムービーを制作する人たちの間では話題を独占しているがこれまではコンシューマーあるいはアップルの言い方だとプロシューマーユーザーにこのAdobe Premiereは圧倒的な支持をうけていた製品だった。ところでPremiereという名だが辞書によれば「演劇の初演・初日」また「主役女優」を意味するという。

さてAdobe Premiereはそのインターフェイスも明確だ。
主なウィンドウはProject, Construction, Special Effects, PreviewそしてClipと名付けられたウインドウで構成されている。
Adobe Premiereで扱うすべてのムービーはまずProjectウインドウに登録される必要があり、それらのクリップをドラッグ&ドロップでConstructionウインドウへ渡し、タイムラインに沿って編集を行う。またこのウインドウではクリップと共にサウンドを付けて編集することができる。
クリップ間にワイプなどの特殊効果を付加するときにはSpecial Effectsウィンドウから選択することになるしその編集結果は小さなPreviewウィンドウで事前に確認できる。最初にこのSpecial Effectsウィンドウを見たときには驚いたものだ。今では珍しくもないがそのワイプなどの切り替えイメージがリアルタイムに動いており、大変わかりやすいことに感銘を受けた。
現在のAdobe Premiereは他の製品同様に大変高機能・多機能になりその操作や各機能を把握するのも大変だが、このバージョン1.0は大変シンプルだった。したがってデジタルムービー作成と基本的な編集といった一連の作業を学ぶには最適のツールだったと認識している。ただし当時は英語版がリリースされてから日本語版が登場するまでにはかなりのタイムラグもある時代だったから、いち早く新製品を使いたい私はどうしても米国のMacWorlExpoでリリースと同時に英語版を買うはめになる。したがって日々新しい製品と新しいテクノロジーを知るために毎日が辞書を片手に格闘の日々だった(^_^
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