
MacroMind Inc. 1987年
ここで紹介する製品はアプリケーションではなくデータである。実はVideoWorksIIという現在のDirectorに進化する以前のアプリケーション用のデータなのだ。
このデータは確かMacWorldExpoにおいてアプリケーションのVideoWorksIIがUS$196とかで販売していたのにもかかわらずUS$300で売られていたという当時話題になった曰く付きのデータなのである。

まだCD-ROMが普及していなかった時代でもあり大容量のデータを作り配布するのもなかなか大変な時代だった。したがってこのCOLOR MOVIES DISKもアニメーションデータだけでフロッピー5枚、そしてサウンドデータ3枚の計8枚で構成されている。
VideoWorksIIはモノクロ版のVideoWorksのカラー版として登場した製品だがカラーのMacintoshにとって本格的なアニメーション制作が可能になった記念すべきソフトウェアでもある。
しかしあらためて多くのソフトウェアをインストールし吟味をしていて気づかせられたことはそのサンプルデータの重要性である。
我々ユーザーは購入したソフトウェアがどのような製品であるかは事前に知ってはいようがその使い方や機能をいかに短時間で知り得ることができるかが重要だととらえている。またそのソフトウェアの可能性といったらよいのだろうか。自分の頭で考えている構想をどれだけ忠実に実現できるかを知らしめてくれなければ本格的な使用には至らないことも多い。
VideoWorksIIのコンセプトや基本機能は手に入れる前に知ってはいたが「ここまでできる」ということを現実のこととして知り得たのはこのCOLOR MOVIES DISKのおかげだと思っている。そしてこのCOLOR MOVIES DISKを繰り返し見たことで制作意欲を高めることにも大いに役だった。
しかし正直いえばあらためて十数年ぶりに見たCOLOR MOVIES DISKは懐かしいと思ったものの、その幼稚さに思わず苦笑をせざるを得なかった。当時はパソコンで作り得る最先端のはずだったが当時使っていたマシンはCPU 68030/16MHzのマシンにメモリを最大にしても32MBが限界というMacintoshを使っていたのだから時代の限界というものを思い知らされる(^_^
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