
新しいMac Proが発表されたが、いましばらくはMac Pro(Early2008)を使い込もうとeSATAポートを図ったりしている。続いて今回は2台目の光学ドライブを増設してみた。きっかけは内蔵されていた光学ドライブの不調だったのだが…。
私のメインマシンであるMac Pro(Early2008)の光学ドライブはかなり酷使している。だからだろうが最近読み取りエラーが目立つようになった。
これまで問題なく再生できていたDVDメディアが吐き出されてしまったり、メンテナンスソフトのマスターDVDから起動しようとするとこれまたうまくいかなかったすることが多くなったのである。
とはいえこれはハードウェア的なトラブルというよりプレーヤーのレンズが汚れたに違いないからと滅多に使わない湿式のマルチドライブ用レンズクリーナーを使ってクリーニングをしたら案の定トラブルは回避できた。
しかしそれはそれとして、光学ドライブに注意の眼が向くようになったのもよい機会だからと以前から考えていた2台目光学ドライブ増設を思い立ったのである。
光学ドライブそのものは高価なものではないし、もともと2台活用できるようになっているのだから使ってみようと考えた。
Mac Proはご承知のように最初から光学ドライブを増設可能になっている。したがって物理的には問題ないはずだが、まずはドライブの選択である。

※パイオニア製(IDE)ATAPIインターフェイス対応の内蔵用DVDスーパーマルチドライブ「DVR-116 BK(ブラック)」
ネットで調べた結果、パイオニア製(IDE)ATAPIインターフェイス対応の内蔵用DVDスーパーマルチドライブ「DVR-116 BK(ブラック)」がMac Proでも使えるようなので今回は秋葉館オンラインショップで購入してみた。
無論Mac OS XのDVDからブートもできるというし、書き込みもToastなどのライティングソフトがあればOKだという。そしてMac OS X 10.4.8以降 であればiTunes, Disc Burner, iDVDにも対応とのことだ。
ちなみにスペックを簡単に記すと、書込み速度 (最大)はDVD-RAM:12x / DVD-R : 20x / DVD+R : 20x / DVD-RW : 6x / DVD+RW: 8x / DVD+R DL (片面2層): 12x / DVD-R DL (片面2層): 12x / CD-R : 40x / CD-RW : 32x であり、読取り速度 (最大)はDVD-RAM:12x / DVD-ROM : 16x / DVD-RAM : 5x / CD-ROM : 40x とのこと。
まあ特殊な用途を考えているわけでもないのでDVDとCDメディアが扱えればよく、後はあまり五月蠅く考えないというのが今回のコンセプトである(笑)。
さて、増設用の光学ドライブが届いたので早速Mac Proにセッティングすることにしたが、ドライブ増設そのものは難しくはないものの実際に注意を要することが2つある。
まずひとつ目だが、ドライブを内蔵する際にはDVDのドライブベゼルを取り外す必要がある。ドライブベゼルとはトレーの前面に付いているフロントパネルのことだ。これが付いたままでは内蔵してもそのトレーが正常に出入りができない。
特にコツのようなものはないが、クリップなどの針金でトレーを引き出し、そのドライブベゼルを裏面から壊さないように注意し取り外す。


※ドライブ装着前にトレー前面のドライブベゼルを外しておくことが重要
2つ目の注意は今回のように元からあったドライブを交換するのではなく2台目として下段に増設する場合はドライブ背面にあるデバイスコンフィグレーションジャンパーを必ず「スレーブ」モードにしなければならない。
出荷時にはマスターモードになっていると思うが、取扱説明書にしたがいジャンパーピンをスレーブモードの位置に差し替えることが重要である。

※デバイスコンフィグレーションジャンパーを必ず「スレーブ」モードにセットすること
以上の準備ができたらMac Proの側面パネルを開け、光学ドライブのキャリアを静かに半分ほど引き出す。無論Mac Proの電源はOFFにし、電源コードは抜いておくのは当然である。

※Mac Proの光学ドライブのキャリアを静かに引き出す…
次に光学ドライブキャリアの裏側から1台目のドライブに接続している電源ケーブルとフラットなリボンケーブルを丁寧に外すとキャリアが完全に引き出せるようになる。このとき電源ケーブルとリボンケーブルにはいま抜いたコネクタとは別に根本に向かって同じ形状のコネクタが付いていることを認識しておこう。これがスレーブコネクタであり、2台目のドライブに接続することになるからだ。


※光学ドライブ背面に接続されている電源ケーブルとリボンケーブルを抜いてからキャリアを完全に取り出す
続いてキャリアのフロントから増設ドライブを差し込み、左右それぞれ2カ所をネジで固定するが、増設用ネジはご丁寧にキャリアにセットされているのでそれを外して使うことになる。


※増設ドライブ用のネジはキャリアに準備されている(上)。増設ドライブをキャリアの下段にフロント側からセットしネジ止めする(下)
しっかりと取り付けたら1台目のドライブおよび2台目ドライブの電源ケーブルとリボンケーブルを確実にセットするが、ケーブル先端のコネクタはマスター用なので1台目に、そして今回増設した2台目にはスレーブ用のコネクタを使うことになる。
後はキャリアを元に戻してMac Proの再度パネルを閉めれば作業は終了である。

※マスターとスレーブを間違えないように電源ケーブルとリボンケーブルを差し込んでキャリアを元に戻す
接続を元に戻してマシンを起動の上で2台の光学ドライブが問題なく動作するかを確認することにした。
ここで念のために申し上げておくが、1台目のドライブのトレーを引き出すにはご承知のようにキーボードのF12の右にあるドライブキーを押すわけだ。では増設した2台目のドライブの開け閉めはどうしたらよいのか…。
これはOptionキーを押しながらドライブキーを押すことで可能となる。

※上下のドライブが問題なく開閉できることを確認
こうして2台の光学ドライブは単独で読み書き可能だし、無論ライティングソフトのToastを使えば簡単に1台目に装着したCD/DVDから2台目のドライブにコピーを作ることもできる。

※ライティングソフトのToast Titanium 9でレコーダー設定の選択をしている例
光学ドライブが2台となったその実用性の高さは勿論だがこれで万一光学ドライブが故障しても交換する自信がついたことが一番の収穫か…。