
iPhone 3G用接写レンズ付ケース GRIFFIN「Clarifi」を愛用している。メモ代わりに近接撮影する本来の目的としては満足しているが小さなQRコードを読んだり、被写体に数センチ近づいた写真などを取るためeyeMobileの「接写レンズ」が活用できるのではないかと考えiPhone 3G用アダプタと共に購入してみた。
eyeMobileサイトにはこの「接写レンズ」の他、魚眼レンズ、望遠レンズ、超広角レンズなど全部で9種類のアダプタレンズが揃っている。
これらの製品は本来携帯電話のレンズ部位に装着して使う簡易アダプタレンズである。ただしこれをそのままiPhone 3Gに使おうとするとそのレンズ部位独特のカーブのためにアダプタレンズが垂直にセットできない。
この問題を解決するために革製ならびにゴム製のアダプタが別途用意されている。このアダプタをレンズの背面に貼り付け、適切な角度調節をすることでiPhone 3Gレンズへ垂直に取り付けることができるわけだ。

※「接写レンズ」一式と右はオプションのiPhone 3G用アダプタ(革製)
この「接写アダプタレンズ」はレンズクリーニング兼用小袋とプラスチック製のクリップ、そしてレンズ本体で構成されている。繰り返すがiPhone 3G用のアダプタはオプションである。
本製品最大の利点はそのフレキシブルな使い勝手にある。必要なときに取り出してiPhone 3Gのレンズ部位に挟み込めばよく、使い終わったら簡単に取り外すことができ、その取り外しに際してiPhone 3Gを傷つけることもない。ただしフレキシブルゆえにレンズがiPhone 3Gのカメラに対して垂直にそして中心に位置するようにアダプタの位置や向きをその都度手動で調整する必要がある。

※アダプタを付けた「接写レンズ」をiPhone 3Gに装着したところ
この点を疎かにすれば画像が歪んだり、周りにレンズのフレームが移り込んだりすることになるので注意が必要である。
そうした使用上の注意を守れば、レンズはこのクラスとしては珍しくガラスレンズであることも含めてまずまず期待通りの写真が撮れるはずだ。
なお「接写アダプタレンズ」はiPhone 3G直接に取り付けるよう設計されているが、例えばパワサポの「Airジャケット」やmoshiの「iGlaze 3G」程度の薄くてその形状もiPhone 3Gにピッタリと合ったものなら、装着した上からもなんとか使える。
「なんとか…」という理由は例え1ミリだとしてもケースの厚みがあれば焦点距離に影響も出てくるし画角の四隅にレンズのフレームが見えやすくなってしまうからだ。しかし上手にその位置を合わすことで活用は可能なレベルであろう。
さて実際に愛用のiPhone 3Gに装着して撮影を試みた…。
名称は同じ「接写レンズ」といっても先のGRIFFIN「Clarifi」とは拡大率がまったく違う。
GRIFFIN「Clarifi」はどちらかというと書類やメモあるいはワインラベルなどなどの全域をクリアに近接撮影するのに優れている。したがって接写といっても被写体から10センチほど離れないとピントが合わない。しかし今回手に入れた「接写アダプタレンズ」は被写体に25ミリほど近づくとピントが合う。
この違いは良し悪しではなく使い道がまったく違うことを意味する。

※左はGRIFFIN「Clarifi」でピントの合う範囲で最大に近づいた例。右は今回の「接写レンズ」でピントの合うまで文字通り接写した例。大きな違いがあることがおわかりだろう
「接写アダプタレンズ」はまさしく道ばたに咲く花に近づき、その花びらや萼(がく)を綺麗に撮りたいといった要望にピッタリである。しかし反対にバス停や駅の時刻表をメモしたいという用途には向かない。
この違いを別の例でもう一度見ていただきたい。


※サービスサイズにプリントした写真にそれぞれピントが合う範囲まで近づいて撮影してみた。上がGRIFFIN「Clarifi」でほぼ全体を撮影できる。また今回の「接写レンズ」を使うとごく一部を拡大した結果となる(下)
なかなかこれひとつあればオールマイティといった接写レンズなどありようもないが、こればかりは用途に合わせて取り替えるしか方法はない。
それから別途 GRIFFIN「Clarifi」を活用しQRコードをiPhone 3Gで読むテストを掲載した。そして最適なツールとは言えないまでも工夫することで何とか使えると判断したわけだが、ではこの「接写アダプタレンズ」でQRコードを読めるのだろうか?。
結論を先に申し上げれば残念ながら本「接写アダプタレンズ」では前記したように被写体に25ミリほど近寄らないとピントが合わない。したがって小さめなQRコードでもそれだけ近づいたら画面一杯か撮影エリアからはみ出てしまって認識対象とはならないのである。
QRコードを認識させるにはGRIFFIN「Clarifi」の方が適当だったという結論…。
ともあれ本「接写アダプタレンズ」は、手軽に本格的な接写ができるマクロレンズであり、iPhone 3Gでさまざまな写真を撮ろうとするユーザーには必須アイテムだと考えてよいだろう。価格もリーズナブルだし小型な製品だからポケットなどに入れていつもiPhone 3Gと一緒に携帯したいものである。そしてクリップにはカニカンフックもついているので扱いやすいと思う。
これらの工夫によりiPhone 3Gのカメラ機能が一層魅力的なものになるに違いない。
個人的には別途超広角スーパーワイドコンバージョンレンズも手に入れたいと考えている。
■eyeMobile