ニューiMacと共に発表されたAppleの新しいキーボード「Apple Keyboard」が届いた。私が購入したのはワイヤードキーボードのJIS仕様だが、薄いとか美しいデザインといっても一番気になるのはやはりキータッチである。 

いままで使ってきたホワイトのキーボードは悪くなかったし、同型のワイヤレスキーボードのストックもあるから、あらためてキーボードを購入しなければならない逼迫した状態ではない。しかしその新型アルミニウム製の極薄キーボードをウェブで見た限りは、いまのホワイトキーボードより現在の環境にベストマッチングするように思えたのだ…。なにしろPower Mac G5はもとより、Cinema Displayの前に置いているBOSEのM3スピーカーも筐体はアルミニウムである。 
キーボードはそのM3スピーカーの前に置くため、現在の樹脂製ホワイトよりアルミニウムの方がトータルデザインとしてはよく合うのだ。 
また購入の直接の要因としては、ホワイトキーボードの汚れがひどく、掃除をしてもなかなかきれいにならない。一日の大半をこのキーボードの上に手を置いているわけだから変えるよい機会だと考えたわけだ。 

NewKeyboard_01 
※Apple Keyboardのパッケージ。実にシンプルだ 

さてその新型キーボードだが、その売りは酸化皮膜処理したアルミニウムのボディに一見ノート用のキートップが組み込まれているような感じの超薄型である。また拡張キーボードに、ドキュメントナビゲーションキー、テンキーのほか、画面の明るさ、音量、ディスクの取り出し、再生/一時停止、ExposéなどのMac機能のためのファンクションキーが揃っている。そして左右にはそれぞれUSB2.0のポートがひとつずつ装備されている。 

NewKeyboard_02 

NewKeyboard_03 
※Apple Keyboardの全体(上)と裏面(下) 

実際にこの新型キーボードをこれまで使ってきたキーボード位置に設置してみた。まずは期待したとおり、ビジュアル的にはピッタリである。そして左右のサイズはこれまでのものより若干小さくなっている。そしてなりよりもその薄いことに驚かされるが、アルミ筐体のため柔な感じはしない。 

NewKeyboard_08 

NewKeyboard_04 
※Apple KeyboardはPower Mac G5やBOSE M3スピーカーなどとデザイン的にもマッチングする(上)。またキーボードの左右にはUSBポートがついている(下) 

肝心のキータッチだが見かけよりしっかりしていて心地よい。またキー配列がこれまでのものとは若干違っているため、少々戸惑いはあるがすぐに慣れるだろう。そしてキートップは外して確認したわけではないものの、MacBookのそれと同様なものに見受けられる。また感触も悪くない。 
ただしキーボードの角度が調節できないこと、キーボードがスカルプチャータイプではないため、入力角度が浅く感じるユーザーも多いかも知れない。 
そしてこれまではキーボード背面だったUSBポートは左右ひとつずつになったが、これまた賛否両論があるかも知れない。なぜならデジカメのメディアを挿すなど一時的な使い方であればともかく、私のようにBluetoothアダプタのD-LInkなどを常時セットしたいユーザーにとっては邪魔と言うより少々目障りでもある。 

NewKeyboard_07
※LED付きのcaps lockキーは右側に配置された 

しかしこのデザインを一目見て気に入った点は掃除のしやすさだ(笑)。以前のキーボードは回りに透明の樹脂で器のように囲まれており、ゴミを集めやすい構造だったしゴミが入り込むと容易に取れないので困った。反してこの新しいキーボードはキートップ以外の部分は単純な板状なのでメンテナンスもやりやすい。 
なおキーアサインを新キーボードのファンクションキーと合わせるには別途Apple Keyboard アップデート 1.1をインストールする必要がある。 

NewKeyboard_09 
※キーアサインを新キーボードのファンクションキーと合わせるには「Apple Keyboardアップデート」が必要 

さて製品の性能云々には関係ないことだが、この新しいキーボードにはいくつか気になる情報もあった。このキーボードがなぜ新しいiMacの筐体と同様にアルミニウム製なのかということに関してだが、信頼できるソースによればiMac本体を製造する過程で出来る部材を活用して作られているようだ。このことに関連し「ビギナーB子のMac女王への道」サイトにはアップルから同様な説明があったとの記事が載っている。 

これまた一部で話題になったことだが、アップルのウェブページに掲載されているキーボードのコマンドキーにアップルロゴがある写真と無い写真が載っていることだ。まあ、どちらでも良いようなものだがアップルフリークとしては無いよりあったほうがよい(笑)。 
私の手元に届いた製品を確認するまでもなく、正式なものにはアップルマークは付いていないというのが結論である。そしてその理由だが、これからはWindowsユーザーの多くもMacintoshと共にこのキーボードを使うから…という配慮だとの情報もある。 

NewKeyboard_10 
※アップルのサイトにあるiMac製品紹介にはコマンドキーにアップルロゴがある写真が載っているのだが… 

しかし…だとするなら、それは辻褄の合わない配慮である。それならiMac本体正面にあるアップルロゴも消すとか見えない位置にしなければならない理窟になる…。第一そんな配慮はスティーブ・ジョブズの思考回路にそぐわないと感じる(笑)。今回のキーボードではControlキーの鉛筆アイコンも無くなったし、前記したような深い意味はないような気がするのだが…。 
まあ、プロトタイプの写真を使ったのだとすればお粗末ではあるが、いずれにしてもキーボードひとつであれこれと騒がれるのもAppleならではに違いない。 

■アップルジャパン株式会社