これまで「動画変換ソフト」といった類のツールは積極的に使わないできたが、今回女房からの依頼を機会に何か良いツールはないかと探した結果 Xilisoft 社の「究極動画変換 6 for Mac」というソフトウェアを知り、まずは試用して目的が果たせたので購入してみた。                                                                                                              

最近、動画データのフォーマットやらに関することに疎くなってしまったので正直細かな技術的問題については立ち入らないことにするが、1人のユーザーとして便利に使えると考えXilisoft 社の「究極動画変換 6」というソフトウェアを購入してみた。

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※Xilisoft 社「究極動画変換 6 for Mac」のアプリケーションアイコン


ところで以前我が家のテレビに接続していたハードディスク・レコーダーで録画したものをDVD-Rにコピーしたデータは当時のMacの光学ドライブでも観ることができたはずなのだが最近のドライブ(Mac OS X以降か…)では観ることができない、何とかならないか…というのが女房からの相談だった。
女房は贔屓の芸能人が出演するCMやテレビ番組を録画し、保存用および扱いやすさいう目的のためにDVD-Rを作り、そのメディアをMacで読んでお気に入りのシーンをキャプチャーした上で盤面プリントしたものを大量に作っていたのである。

さて女房の要望を満たす方法はいろいろとあるだろうが物がものだけにソースは残っていないわけでDVDを作り直すことはできない。また面倒な手順を踏まなければならない方法はこちらの時間が取られるのは必定だから、まずは一番簡便な方法を教えることにした。
それはすでに多くのユーザーが使っていると思うが、DVD-VideoやビデオCDをはじめ、さまざまなストリーミングプロトコルやファイルフォーマットをサポートしているフリーウェアの「VLCメディアプレーヤー」をインストールする方法である。私のメインマシンにはすでにインストール済みだが女房のマシンにはまだ装備していなかったのである…。

使い方も簡単で、「VLC」をインストール後に観たいDVDをマウントしその中身のフォルダを「VLC」アプリケーションアイコンに重ねるだけだ。これでこれまでMacで読めなかったDVDメディアが読めるようになる。無論フリーウェアだから費用はかからない。
これで女房の要望は問題なく叶ったわけだが、そういえば私自身も同種のメディアが多々ある…。それらの中には1990年、1991年、1992年、1994年そして1996年にサンフランシスコで開催されたMACWORLD Expoへ出向いた際に撮影した8mmビデオを家庭用ハードディスク・レコーダー経由でDVD化したものが含まれている。これまた2度と取り直しが出来ない…私にとっては貴重なデータのひとつである。
なぜ直接Macへデジタル化しなかったかについては記憶も曖昧で確証はないが、当時はその環境が整っていなかったのだろう。なにしろiMovieが発表されたのは1999年10月だったはずだったし当時私は撮影はしても動画の編集などに嫌気がさしており、遠ざかっていたからでもある…。
ともかく問題は、一部のデータはまだ素のままであり、まだYouTubeなどへもアップしていないデータがあることだ。こちらは前記した女房の要望と違って単に見るだけでなく目的に適したファイル形式ならびに例えばウォーターマークを入れるとか動画の色味を調整するといった加工が必要になる。したがってそれらの要望に対処できるようなツールが欲しいと考えた次第。

この機会だからといろいろとフリーウェアをも含んで探してみたが結局試用版が私の要望の多くを満たしてくれたXilisoft 社「究極動画変換 6」をダウンロード購入してみた。

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※「究極動画変換 6 for Mac」の起動初期画面


とはいえ最初にお断りしておくが、このソフトウェア…機能は素晴らしいもののインターフェースに癖があるし一応日本語版となってはいるもののヘルプは英語だし日本語で使えるマニュアルはない…。
この辺は日本に開発拠点を置いていないメーカーらしいので仕方がないことだが、その他にも日本語表記として「プロファイル」とすべきを「プロフィール」、「ウォーターマーク」が「ウォーターマック」という表記になっているなど気になる点もある。ただし繰り返すが機能は総じて素晴らしい。

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※変換対象の動画ファイルを登録しプロファイルを選択


よく使われる動画・HD動画ファイルすなわち、AVI、MPEG、WMV、DivX、MP4、H.264/AVC、FLV、MKV、MOV、MP3、WMA、OGG、AAC、M4A、WAV、AC3などの動画と音声形式の相互変換をサポートし、静止画像ファイルから動画ファイル作成も可能だ。

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※勿論プレビューも可能


またPSP、PS3、iPod、iPad、iPhone、Apple TV、Xbox、Zune、携帯電話、ウォークマンなどよく使われるデジタルデバイス用の動画形式及び音声形式にも対応し、更に動画ファイルの結合・クリップ・分割・クロップ、ウォーターマークの追加、特殊効果などの機能も搭載されているという多機能ぶりだ。

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※不要な部位を除き必要なエリアだけを抽出するクロップ指定機能


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※カラーや明るさ、コントラストの調整も可能


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※ウォーターマークだけでなく別途画像をオーバーラップさせることもできる


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※特殊効果を加えることもできる


どうやら「Xilisoft 動画変換 for Mac」には3つのファミリーがあるらしいが、今般私が購入したのはフラグシップバージョンの「究極動画変換 6」という製品である。

基本的な操作は簡単だ。まず変換したいファイルをドラグ&ドロップで、あるいは「ファイルを追加」アイコンクリックによりメインウィンドウ内に登録する。続いて変換のプロファイルを選択し「変換」アイコンをクリックするだけだ。
これで初期設定では ルートのムービーに変換されたファイルが形成される。
その際には前記したようにバッチ処理は勿論、マージやクリップ、特殊効果機能を使うことも出来るしひとつのソースから複数のプロファイル設定データを作ることも可能だ。
私はMac Proの8コアを使っているが、「究極動画変換 6」はこうした複数コアを活かすべく最大同時に実行するプロセスの数を設定できることになっている。またマルチスレッディングもサポートしているとのことだが、私の理解が不足しているのかこのMac版では一部思った通りに設定できない…。

ということで不満はあるものの、Xilisoft「究極動画変換 6 for Mac」は常備しておくと大変便利なそして心強いツールであることは間違いない。
したがって前記したハードディスク・レコーダーでDVD-Rメディアに記録したMACWORLD Expoファイルも「究極動画変換 6 for Mac」で難なく扱うことが出来た。ただし念のためだが本製品はリッピングツールではない。
正直最初は取っつきにくいところのあるアプリケーションだがなかなか興味深い頼りになるツールである。興味のある方は試用版をお試しになってはいかがだろうか。

Xilisoft「究極動画変換 6 for Mac」