
2005年11月、女房が秋葉原のソフマップで購入したiMac G5を買い換えようとオンラインのApple StoreでNew iMac 21.5インチ( MC508J/A)を買った。現行のiMacとしては一番安価なモデルだが、今さらながらではあるものの…その美しさだけでなくパワーに魅せられてしまった。
私はモニターのサイズにこだわると共に拡張性とパワーのバランスを考慮しずっとデスクトップ、それもMac Proをメインマシンとして愛用している (現在はEarly 2008)。
光学ドライブは2台実装しているし、内蔵のハードディスクは目一杯の4台実装済みである。メモリは紆余曲折があったものの現在16GBだがまずまず満足したハードウェア環境だと考えている。
確かにMac Proの筐体は重くて大きく場所を取るが、通常心配されるような冷却ファンの音も静かで気にならない。そして何よりもメモリの増設はもとよりだがトラブルが生じた際にハードディスクやグラフィックカードの交換なども容易に行える点もビジネスマシンとしては重要だと考えてきた。したがって今後もチャンスがあれば常にその時その時で選べる最良のMac Proを使っていこうと思っている1人だが、今回女房用のiMacを眼前にしてその思いが揺らいでいる自分にちょっと動揺しているのだ(笑)。
※旧iMacから移行アシスタントで情報を移行中のNew iMac
今さらではあるがiMacは設置場所が最小で済む。何しろ現在Apple 30インチ Cinema HD Displayを置いてある場所に設置したとすれば、後はキーボードとマウスだけで基本構成は済むわけで、現在のようにMac Pro本体の設置場所は不要となる…。それは理屈では分かっていたがiMacの実物を前にすると説得力がある。
そしてあのテカテカの液晶が苦手なのだが実際に自分の環境に置いて見るとほとんど気にならないことが分かった。そしてファンの音も通常はまったく静かだ。さらにiMac G5はそのボディはホワイトのポリカーボネート製だったが最近のモデルはアルミが使われている。そのアルミ製の自己主張の無さというか目立たないことは意外なほどで使用中はモニタ領域に集中できてよい。
今回購入したiMacのディスプレイは21.5インチだが一般的な使い方ならまったく文句のない広さだ。現在30インチのディスプレイを使っている身としては少しでも広い空間が欲しいわけだが、もし27インチのモデルであればまったく言うことはないと思う…。
それに先に拡張性と言ったが現実にまず必要なのはTime Machineをはじめとするハードディスク類だ。iMac本体に内蔵されているのは500GB一基だけだから、後は外付けとしていくつか用意する必要があるものの現実的にそれで問題はない。
まあ、本音を言えばパーソナルコンピュータはブラックボックスだとしても各パーツというか機器たちは目に見える形で使いたいと思ってきた。それはApple IIを長らく使いスロットが足りないほどの周辺機器カードを使ったり本来内部にアクセスできない仕様のMacintoshを開け、ハードディスクを入れたり空冷のための機器を装着したりとその内側にもアクセスする楽しみを知っているからでもある。
ともかく女房用のiMacのセットアップが終わり、Office Mac 2008など彼女が使ってきたアプリケーションのいくつかの動作を検証した後、新しいマシンを眼前にしたからと…止めれば良いものを…ベンチマークを取ってみたのが間違いだった(笑)。
無論ベンチマークの結果が現実のマシン運用の差そのものとは限らないことぐらい私もよく知ってはいるが、この現行の一体型MacintoshであるiMac、それも一番安価なモデルのパワーに大げさでなく衝撃を受けたのである。
※無事セットアップが終わったNew iMacはシンプルで美しい!
気分が悪いのでベンチマークの一覧結果はあえて出さないが(笑)、Xbench 1.3ではあろうことかMac Pro 2.8GHzのQuad CoreマシンがiMacの若造…いや安物に惨敗というありさま。
Geekbench 2.1による計測では明らかに要約としての値はMac Proが倍近く優れていることを立証できたが single threaded scalarとしてのMemory performanceならびにStream SectionではiMacの値の方が優れた結果となった。
最後はCINEBENCH 11.5を実行してみた。このベンチテストはCPUならびにOpen GLのレンダリング能力を計るものだが、CPUではiMacが 2.59ptsに対してMac Proが 6.10 ptsと当然のことながら水をあけたがOpenGLはMac Proが14.18 fpsなのに対してiMacは25.25 fpsという値を叩きだした…。
Mac Proに搭載しているグラフィックカード(NVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZML)は現行の製品群としては大した能力ではないことくらい承知していたが少々ショックである。
これではiMacの最上位機種である27インチモデル、すなわちCPU : Core i5 2.8GHz / Radeon HD 5750(1GB)のクアッドコアマシンでは正しく手も足も出ずに惨敗であることは明らかだ。無論Mac Proにも12-Coreマシンという新機種が登場したがその投資額を比較すると気持ちが萎えてしまう(笑)。
まあ、実際には手元のMac Proで何の文句もなくまだまだこのマシンには活躍してもらうつもりだが、女房用とはいえスマートでさわやかな新人さんが、かくももの凄い能力を持っていたことを実感して少々落ち着かない。
コストパフォーマンスを考えれば次の選択はiMacになるに違いないとも思うようになった当研究所の主であった(笑)。