メインマシンであるMac Pro (Early 2008)のグラフィックカード「 ATI Radeon HD 2600 XT」に不安を感じて同等なスペックでかつ安価なNVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZMLを買ってみた。ただし本製品は正式にはMac Pro (Early 2009)用であり私のマシンMac Pro (Early 2008)へのサポートは明言していないのである。

 

NVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZMLを買うはめになった経緯は「グラフィックカード「NVIDIA GeForce GT 120」購入顛末記(1)」でご紹介した。とにかく現行のグラフィックカードである「 ATI Radeon HD 2600 XT」に不安を感じ万一の場合は即取り替えられるようにと今回NVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZMLを手に入れた。
本来はもっとスペックが上位の製品を望んではいるが予算的にかなり高価だし現実に現行のスペックで大きな不足は感じていないから、何はともあれ安定してMac Proを使いたいというだけの選択である。

これまで使ってきたATI Radeon HD 2600 XTには、256MBの専用GDDR3ビデオメモリ搭載、PCI Express 2.0インターフェイス、2基のデュアルリンクDVIポートが装備されている。したがって2台の30インチApple Cinema HD Displayを同時にサポートできる。
対してNVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZMLは512MBのGDDR3ビデオメモリ搭載、PCI Express 2.0インターフェイス、Mini DisplayPortを1基、デュアルリンクDVIポートを1基、合計2基のビデオポートを備えているため例えば24インチApple LED Cinema Displayまたはその他のDisplayPortベースのディスプレイ、および30インチのApple Cinema HD Displayなどの、DVIベースのディスプレイを接続することが可能である。
したがって私の場合のように30インチApple Cinema HD Displayを1台接続しているだけであれば双方ともに何の問題もない。またATI Radeon HD 2600 XTのビデオメモリが256MBなのに対してNVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZMLは512MBと2倍であるからしてその差がどのように出る…出ないのかも気になる。まあ繰り返すが今回の選択は機能アップではなくこれまでと同等なスペックを維持し、かつ安定を望んだ結果なのだが…。

さてNVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZMLの選択には大きな問題があった。それはMac OS X 10.5.6以降が必要なのは良いとしても、Mac Pro(Early 2009)が必要と明記されているからでその通りであるなら私のマシンであるMac Pro(Early 2008)では使えないことになる。
しかしネットで調べてみると複数のMac Pro(Early 2008)ユーザーが問題なく使えているという情報があり今回はそうした情報を信じての決行であった(笑)。
とはいえ実際に自身のマシンに装着し起動を確認できるまでは些か心配でもあり、万一ダメでも文句はいえないしそれこそ「安物買いの銭失い」になってしまう。

オンラインのApple Storeで注文したNVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZMLはアップルロゴがついた「Graphics Card Upgrade」と印刷されているパッケージ箱に入って到着した。

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※Apple Storeから届いたパッケージ(上)とNVIDIA GeForce GT 120本体(下)


早速動作していたMac Proをシャットダウンさせ、「 ATI Radeon HD 2600 XT」を「NVIDIA GeForce GT 120」に差し替えて起動させてみた。
幸い何ということもなくマシンは正常に起動しいくつかのグラフィックソフトや3Dソフトによる確認でも問題は生じなかった。また何よりも冷却ファンの音が「 ATI Radeon HD 2600 XT」同様に静かだったのは嬉しい。

最後に念のためとXbanchでベンチマークを取ってみた。その結果はATIの方が若干Quartz Graphics TestならびにOpenGL Graphics Testで値は良かったが総合評価としては誤差の範囲といってよい違いでしかなかった。

xbench0824

※ATI Radeon HD 2600 XTとNVIDIA GeForce GT 120のベンチマークを取ってみた。掲載データ項目は一部です


ということでせっかくNVIDIA GeForce GT 120 512MB-ZMLを装着したのでしばらくはこのままMac Pro (Early 2008)を使ってみようと考えている。「 ATI Radeon HD 2600 XT」は万一の場合の予備機器として保管しておくつもりである。
しかしNVIDIA GeForce GT 120はなぜ公式にMac Pro(Early 2008)でも使えることを公表しないのだろうか?それともまだ我々の知らない秘密があるのだろうか(笑)。