
この4月末は何かと物入りな季節だ。ソフトウェア類のアップデートも「Vue 8」「Poser 8」などなどもあったし「Ustream Producer Pro」も買ってしまった。そしてなによりもあのiPadが発売される予定だというのに…プリンタが壊れた!
ペーパーレスなどと騒がれた時期もあったが仕事は勿論プリンタのないパソコンなどまだまだ考えられない…。それに私は複合機のスキャナ機能やCD/DVDの盤面印刷もよく使うし、デジカメで撮った写真のプリントもこれまたよく利用する。だから四の五の言う暇があったら修理に出すか新品を買うか決めなければならない。
実はこれまで使っていたプリンタは2005年に購入したキヤノン PIXUS MP800というインクジェットの複合機だが実によく働いてくれた。しかし一昨年に故障した際に修理に出したがトラブルの箇所は直ったものの反応が遅いなどの問題をだましだまし使ってきた経緯がある。したがって今回も修理に出せばそれなりに直ってくるだろうがそもそも基本機能が寿命なのかも知れないと新品購入を決意した。
今回もMP800の後継機種、それもフラグシップモデルとでもいうべきMP990に決めた。
これまでMP800が鎮座していた同じ場所に届いたばかりのMP990をセットアップしてみたが、給紙ならびに排出のトレー類を収納すると突起物もなくなり全体的に小型化されているだけでなく、そのシルバー色の筐体はMac ProやApple 30インチCinema HD Displayと違和感なく並べられて何だか気持ちがよい。
※キャノンのインクジェット複合機 PIXUS MP990外観
本機PIXIUS MP990を選んだのにはわけがある。それはフィルムスキャナとしても使いたいからだ。しかしファックス機能はいらない…。
MP990とすぐ下のクラスのMP640と比較すると基本性能の一部は無論MP990の方が優れているが実用上は遜色はほとんどないと思う。確かにMP640が5色インクでMP990が6色インク、ノズル数もMP990が多く、スキャナのセンサータイプがMP640はCISに対してMP990はCCDといった違いはある。ただしスキャナの光学解像度も同じだし印刷の解像度も同じ。無論両方共に無線LAN/有線LAN対応のホームネットワークや自動両面プリント&コピー機能を持っているからMP640でも良かったが、ただひとつフィルムスキャナ機能がMP640にはなかったのでMP990にせざるを得なかったわけ…。
さてMP640の話は別にして、これまで使ってきたMP800と比較すればMP990は格段にパワーアップしているのは嬉しいし、個人的な懐具合の都合はともかくこれだけの製品が実売3万円以下で手に入るのだから凄い時代だといえる。
まず設定したのはLAN接続だ。MP990は有線LANと無線LANの接続が可能だが私のメインマシンは一般的なUSB接続としたものの、女房のiMacからはWi-Fiによる無線LAN接続をすることに…。
これまでのMP800はLAN接続をサポートしていなかったし、都合でプリンタ共有設定ではなくUSB切り替え機を使っていたもののこれが巧く動作しないこともあった。しかしMP990なら1台はUSB、別の1台はWi-Fiという設定もできる。無論2台共にWi-Fiでも良いわけだが保守的な私は取り急ぎ確実だろうとこれまでどおりUSB接続のセットアップを行った次第(笑)。
セットアップの子細は避けるがプリンタ本体でまずは設定後、付属のCD-ROMでパソコン側に「USBで接続」あるいは「ネットワーク接続」を指定したソフトウェアインストールをする必要がある。念のためサポートに確認したが、「USBで接続」「ネットワーク接続」をMac側で切り替えるといったことはできないようだ。したがってもしUSB接続で使っていたMacをLAN接続で使いたい場合はソフトウェアの再インストールが必要とのこと。
ともかくMP990のLAN接続設定を手動で行い、ホットスポット名が認識したときにはほっとしたが問題なくLAN接続設定が済むとMP990フロントのWi-FIのLEDが青く点灯する。
※無線LAN設定でアクセスポイントの認識画面(上)とWi-FI設定完了後に点灯したLED(下)
その後私のMac Proは前記したようにUSB接続で、女房のiMacはネットワーク接続によるインストールを行ってそれぞれのセットアップと無事に印刷ができるかを確認し、基本的な作業は終了した。
話が前後するが、梱包を解きまずは電源を入れた後にプリンタヘッドの取り付けと6種のインクタンクを取り付けなければならない。こうした作業を含めて付属のアプリケーション起動まで確認できるまでなんだかんだと半日ほどかかってしまった。
各種ハードならびにソフトウェア類のセットアップは難しいわけではないが頻繁に行うことではないから手順を含めて確実にこなしていかないとトラブルの元となる。事実LAN接続設定時に「パスフレーズ入力」画面になった際、AirMac ExtremeのWPAすなわちネットワークキーがなんだったかを調べるのに時間を費やしてしまった。
早速手持ちのフォトデータをプリントしたりスキャナを試してみたがMP800とのスピードや印刷クオリティの差は歴然だった。
そりゃそうだ…。プリント最高解像度(9600×2400)は変わらないもののノズル数は3584から6144と約倍になっているし写真プリントはグレーインクの存在が生きているように思える。
特にスキャナ機能の光学解像度はMP800が2400×4800からMP990は4800×9600と大幅に向上しているし35mmフィルムの有効読み取り画素数も2268×3402から4535×6803に向上している。
やはり新しい製品が目の前にあるというのは気持ちが高揚する。これでまた5年くらいはノートラブルで活躍して欲しいものだが…。