Appleのオールドファンにとって懐かしい人物達へのインタービューを軸に近年 iPodや iPhone で揺るぎない世界を築いたAppleの歴史を振り返る2008年製作のドキュメンタリー「Welcome to Macintosh」のDVDを手に入れた。その83分にもなるメイン映像を眺めてみたが…何故か面白くない…。

 

「Welcome to Macintosh」とは文字通りの意味だけでなくMac OS時代からのユーザーはご承知の通りマシン起動に表示されたメッセージでもある。そのメッセージをそのままタイトルにしたドキュメンタリー作品は以前からウェブでその一端を見ていたがDVDでじっくりと見てみようと思ったし、DVDならではの特典映像も数多く収録されているというので購入した次第である。

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※DVD版「Welcome to Macintosh」のパッケージ


インタビューに登場する人達もAndy HerzfeldやGuy KawasakiなどこれまでAppleの歴史を少しでも振り返ったことのあるユーザーなら周知の人物もいる。そして彼らが熱弁を振るっている対象は当然のことだがAppleのことでありApple IIからiPodに至るまでの魅力的なプロダクトについてだ。さらに映像には確かに見るべきもの、懐かしいもの、そして貴重なものもあるがどういうわけかこ…の種の資料というか情報、データには目がない私なはずが…面白くないのだ!

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※出演者にはAndy Herzfeld(上)やGuy Kawasaki(下)らが…


無論本DVDは言語設定や字幕に日本語はないし、私の能力では彼らの話が100%理解出来るとは思っていない。しかしそれはこの種の映像にはありがちなものだし珍しいわけではない。

チャプターによっては一通り、あるいは早送りなどをやりながら全体の中身を確認したわけだが、この種の情報に触れるあの高揚感とか熱気といったものが伝わってこないのだ。
何故だろうと考えてみたがDVDパッケージの無味乾燥なデザインを含め、コンテンツの作り方全体が素人っぽく良い意味での演出がなされていないように思う…。いくらドキュメンタリーとはいえメイン映像だけでも1時間を超える映像そのものに見る者を引きつけるにはそれなりの作り方というものがあろうと思う。
私は制作の Baca Productions, LLC という組織を知らないから作り手側の背景や事情といったことにはまったく不案内だが、デザインとか編集といった類の人材がこの作品に関わっているとはどうも思えない。

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※こうした過去のショットも豊富に含まれている


それに当Macテクノロジー研究所の主旨でもある「過去に学ぶことは多々ある」という命題を掲げたとしてもさすがにAndy HerzfeldやGuy Kawasakiあるいはユーザーグループの代表たちだけでは華がないし、失礼ながら極一部の時代、一部の出来事に対してのコメントならともかくAppleという良くも悪くも壮大な企業の成り立ちを浮き彫りにするには役者不足ではないだろうか。

まあそれに、この世界をリードしてきた彼らの存在は確かに事実なのだが、むさ苦しいような(失礼!)オヤジたちばかりが代わり映えもしないカメラワークで「これでもか!」と登場されても些かうんざりする(笑)。
そして私個人の立場からいうなら特に目新しい話題性に欠けているたからという感覚もあるかも知れない。
ただひとつ得た物があるとすればApple社3人目の創立者であった Ron Wayne の映像が見られたことくらいだろうか…。

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※Apple社3人目の創立者であった Ron Wayneのスピーチは珍しい


もう少し楽しめるのではないかと期待したDVD版「Welcome to Macintosh」だが、ま…こんなこともあるさ(笑)。

Welcome to Macintosh [DVD]