
「Yeti」をMacintoshで使う場合、Mac OS X 10.4.11以降のバージョンが必要だがセッティングは付属のUSBケーブルでMacと接続するだけで特別なドライバーなどは不要だ。図体がデカイのを許容できればデスクトップのマイクロフォンとして最高の製品だろう。
大きさはともかく私にとってその温かみを感じるレトロなデザインも気に入っている。まさしくレトロマシンの代表格でもあるLisaの前に置いてみると材質は違うものの古き良き時代を想像してしまうほどピッタリだが(笑)、そのマイクロフォンとしての機能は間違いなく素晴らしい。
※そのレトロ感も私の好みである(笑)
使い方もいたって簡単であり、プラグ&プレイ仕様のUSBを接続するだけだが、接続するとマイク正面にある「MUTE」ボタンのLEDが赤く点灯する。これでマイク側はスタンバイ状態となる。
後は何らか適切なソフトウェアを起動して実際に録音することになるが、ちなみに録音中にこの「MUTE」ボタンを押すことで(LEDは点滅)文字通り即ミュート状態とすることができる。
※USB接続するとMUTEボタンが点灯する
私は「Yeti」にBOSEのノイズキャンセリング・ヘッドフォンを接続しモニターしながら使ってみた。これで収録に集中できる。
取り急ぎ決めなければならないのは前記したように音を収録するためのソフトウェアだが、これはiLife ‘09に入っているGarage Bandを使ってみることに…。
まずは「システム環境設定…」を開き「サウンド」設定を起動しそのウィンドウでサウンドの入力と出力の設定を行う。
具体的には共に「Yeti」が正確に接続されていれば入出力とも各装置の選択に “Yeti Stereo Microphone” の名が明示されるのでそれを指定することに。
※「システム環境設定…」を開き「サウンド」の入出力設定を行う
これでGarage Bandには「Yeti」からの音が入るし、「Yeti」につないだヘッドフォンからそのアウトプットがモニタ出来るわけだ。そしてそのボリュームはマイクのフロントにある「VOLUME」ダイアルで行える。
ちなみに最初のテストとしての「Yeti」側の指向性パターンはポッドキャストに最適だという「Cardioid (単一指向性)」に設定してみた。
早速Garage Bandで新しいトラックを作りマイクで取り込むための「リアル音源」を追加する。
※Garage Bandで「リアル音源」のトラックを追加
続けてトラック情報の音源を「Podcasting」にし、エフェクトはテストだからしてまずは「No Effects」にしてみる…。これで準備はOKなはずだ。
ここで大切な事はマイクロフォンとの距離だが、これは実際にテストして感覚的にペストポジションを掴むことが必要だが適度に近づいてスピーチすればノイズのないとてもクリアなお喋りが録音できた。
※Garage Bandで様々なエフェクトを試すのも楽しい
私のデスクトップに置いた「Yeti」から3メートルほど離れた場所ではエアコンが回っており、すぐ隣ではMac Proが起動しているという環境で録音したが、ほとんどノイズが感じられないクリアな音が録れた。
そしてその音質はクリアであるというだけでなく、いたずらにキンキンしたものでもなく、ふっくらとしたそれでいて聞きやすい暖かい音だった。
さてこれまで「Yeti」のあれこれをご紹介してきたが、申し上げるまでもなくマイクロフォンという製品はそれこそピンからキリまであり、USBマイクだって正直2,000円台でそれらしいものも存在する。
そうした中で図体はデカイし値段も高いという「Yeti」がどれほど支持されるかは心許ないが、世の中安価なもので極上という品はそうそう存在しないのである(笑)。
それにスマートというか小型のマイクは私も所持しているもののどこかにしまい込んで埃をかぶっていることが多い。
「Yeti」の素晴らしい存在感はいつでも「私はスタンバイしてるよ」といったアピールを感じるしその姿を見ると収録しようという意欲がわくから不思議だ。
よい製品というものはスペックがいいのは勿論だが持つ者にとって気持ちを高揚させる効果も持っているものなのだ。