それはMacintosh 128Kが登場した1984年に買った6色アップルロゴがばっちりと中央にデザインされている丸い掛け時計である。単三電池1本で動くこの時計は精度も含めてまだまだ現役だったが先日落としてガラスを割ってしまった…。 

意外かも知れないが1984年当時もいわゆるアップル・グッズ類はいろいろなものがあった。フロッピーディケットのケース、キャップ(帽子)、Tシャツ、マグカップ、ジャンパー、手帳、名刺入れ、ポールペン、イヤリング、ビーチタオルなどなど…。いまあらためて当時のアップル社純正キャラクター商品(Apple Collection)のリストを見てみるとそのほとんどを見てきたはずの私でも「しらなかった!」という商品もある。 
なんと…ストッキングなどというのがある(笑)。 
ただし当時これらのアップルグッズは概して高価だった。ディレクターチェアが29,500円、ボールペンが10,500円、ジャケットが67,000円、Tシャツが6,300円、コットンシャツが15,800円、ビーチタオルが12,000円、マグカップが4,200といった具合で前記したストッキングは17,000円だ(拘るけど…笑)。 
ただし当時のApple国内総代理店だったイーエスディラボラトリ社のオリジナルキャラクタ商品もあり、品種は少ないもののマグカップ、タイタックが1,500円、Tシャツが1,800円で販売されていた。 

1984年の春だったか、一週間に2度ほども本郷のイーエスディラボラトリ社に足を向けていた私はある日、ショップの壁に掛けてあった円形の掛け時計に気がついた。いつ頃からそこにあったのかは記憶になかったがその時計はApple Collectionのひとつであり、時計中央に誇らしげに例の6色アップルロゴがデザインされていた。 
一目惚れした私は早速購入の意志を伝えたがショップの担当曰く壁にかけてある現品しか在庫はないとのこと…。それでも諦めきれずに「現品でよいのでください!」とお願いしたがあらためて価格を聞いてびっくり…。 
18,500円だった…。1984年の18,500円である。 

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※ガラスを割ってしまったが…この時計を手に入れたのは1984年、そうあの初代Macintoshが登場した年である。 

財布を逆さに振るようにして何とか支払いを済ませた。しかし手持ちの金は電車賃しか残らず心細い思いをしたことを昨日のことのように思い出す。 
先日その掛け時計を掃除をしようと手を伸ばし、うっかりして落としてガラスを割ってしまったのである。応急処置として割れた部分がそれ以上散乱しないように透明なテープを貼ってあるが無惨な姿のままで元の場所に置くのは忍びない。いまさらガラスというのも危ないからどこかでアクリルの板を円形に切断してもらい取り替えてみようと考えている。 

その後も米国のApple本社に行く機会のあるごとにカンパニーストアに立ち寄って豊富なアップルグッズを漁ってきた。その中にはデザイン的にもより洗練された同じく丸い掛け時計もあったのでいくつか買ってみたがこちらはあっというまに調子が悪くなって捨てるはめに…。しかしこの22年前のアップルグッズは機械的にも健在だしまだまだ私の部屋を飾ってくれるはずだ。