先にIntego社がその存在を告知して騒ぎになったMac OS X向け、トロイの木馬に関して、シマンテック社が4月12日、見解を発表している。

それによれば、このMP3Concept は確かにがMac OS X プラットフォームを標的とするトロイの木馬であるが、コンセプト証明目的専用に作成されたものであり、現時点では世間一般には出回っていないとのこと。このトロイの木馬には Mac コンピュータへの拡散や感染は行わず、ウイルスコード、自分自身のメール送信、ファイル削除などの破壊活動など、有害な発病症状は一切含まれていないという。そしてこのトロイの木馬に含まれているのは、あるメッセージボックスを表示するコードと、男性の笑い声を収録した mp3 形式の音声データのみとのこと。
なお同社では4月9日にLive UpdateなどによりMP3Conceptプロテクションのウィルス定義を公開している。

さて、少々気になるのはシマンテックの解説によれば、このMP3Conceptの発見日は3月20日となっている。しかし先のIntegoのリリースによれば、Integoはトロイの木馬の存在を2004年4月6日午前11時16分にユーザーからのメールで知ったとある。
やはりというか、どうもこれはIntego社の勇み足…と考えられても仕方がないように思う(^_^;)。
いち早くその存在を告知したという解釈はもっともらしいが、ウィルスならびにそれらしき存在は日々確認されているのが現実だし、そのほとんどは感染がまれだという。事実今回のMP3Concept自体も感染能力はないというのだから人騒がせと言われても仕方がないかも知れない…。

■株式会社シマンテック