
今年もあと大晦日を残すだけとなった。あらためて2008年を振り返ると懐具合が悪いといいつつさまざまな製品を手にしたが、1年を総括して当研究所としての「2008年ベストプロダクト10」を選んでみるとどんなことになるのかを考えてみた…。
2008年中に手に入れたアイテムで目立つのはやはりiPhone用のアプリケーション数が多いことか…。しかしそれらをすべてエントリーとして考えると面倒なことになるので取り急ぎベスト10を選ぶための対象は当サイトの「製品リポート」でご紹介したものに限ることにしよう。
しかし結論めくが今年2008年はiPhoneで明けてiPhoneで暮れる…といったイメージが強い。それだけiPhone 3Gのインパクトが強くかつ期待感も持続しているということだ。
ともかくMacTech Lab.的「2008年ベスト10」を選ぶに当たり、その最も重要なポイントは私自身が2008年1月から12月までの間に手にしたアイテムであること、そしてその使用頻度と満足度ということになる。となれば必然的に決まっていくように思えるが我ながら順序を付けるのは難しい。
ともかく迷いに迷った結果、ベスト10は以下のように決めた
3)30インチApple Cinema HD Display
5)Ultimate Ears TRIPLE.Fi 10vi Pro for iPhone
7)huey
残念ながら今回はベスト10中にソフトウェア単独で入った製品はひとつだったが、トップとなったiPhone 3Gの評価は多くの優秀なアプリケーションあってのことだとご理解いただければ幸いである。
特に印象的なのはこれまで有償無償を問わず、どちらかといえばお遊び的なアプリが多かったiPhoneアプリだが「大辞泉」「大辞林」「乗り換え案内」あるいは「ToyDigi」とか「HiCon」そして「iTrail」といった本当に実用的なアブケーションが多々登場してきたのは実に嬉しい。
したがって本項の主旨から視点を少しずらせば、第1位はともかく第2位はApp Storeの存在なのかも知れない。
そのiPhone 3Gだが、やはり今年一番のエポックメーキングなプロダクトだったといえよう。事実iPhone 3Gを手にしてから日常の生活スタイルが大きく変わった。
まず大きな点としては打ち合わせのためなどで外出する際、MacBookを持参することがほとんどなくなったことだ。
プロジェクタに出力するような本格的なプレゼンなどを別にすれば、情報のやりとりのほとんどは携帯電話としての活用も含めてiPhone 3Gで済んでしまうからだ。そしてメモするのが面倒な場合には…シチュエーションが許せばだが…iPhoneをボイスレコーダとするアプリを立ち上げて声で記録してしまうこともある。また一眼レフカメラや高解像度のデジカメも一時より携帯することは少なくなった。
なぜならこれまた単なる記録としての写真程度ならiPhoneで済んでしまうからだ。
というわけで、ベストプロダクト1位はダントツでiPhone 3Gということに決定!
さて2位と3位にはMac Pro 2.8 GHz 8コアと30インチApple Cinema HD Displayは外せない…。なにしろこのマシン環境が当研究所のメイン環境なのだから…。そして気持ち的に2位はディスプレイを押したいくらい30インチApple Cinema HD Displayの使い勝手が抜群なのだが、そうもいかない(笑)。
4位のPrivia PX-720はカシオのデジタルピアノだが、いまのところは個人的な趣味の範疇のアイテムだ。しかし100%自身のライフワークに深く関わってくるものなので上位にならざるを得ないしMIDIを装備しているので実はすでにEDIROL UM-1XというUSBインターフェイスを介してMacBookのGarage Bandをシーケンサーとして使い始めている…。

※PX-720とGarageBandが繋がっている!
5位のUltimate Ears TRIPLE.Fi 10vi Pro for iPhoneは使用頻度や気に入り度を考慮するともう少し上位でもよいかも知れないが他のアイテムとのバランスでこの位置に落ち着いた。しかしあらためてその購入価格は前記のカシオPrivia PX-720とほぼ同額ということを意識すると高価なイヤフォンだということをあらためて認識せざるを得ない(笑)。
6位のEOS KIss Digital X2はもっぱら室内の撮影に使うケースが多いが、他にサンヨーのXactiやiPhone 3Gといった手軽な機種があるものの、いざといういうときに頼れるデジタルカメラがあるという安心感は心地よいものだ。事実私の写真の腕はともかく、多くのシーンにおいてその使い勝手やクオリティは期待を裏切らない。
7位のhueyはディスプレイキャリブレーションだ。高価なプロ向け機種には及ばないものの手軽で使いやすいそのスペックは私のアートワークの基本となっている。
8位のAirMac Extremeベースステーションは空気のように地味な存在だが、iPhone 3Gを自宅でWi-Fi接続するために重要な製品である。
9位のVMware Fusionはご承知のようにMacintosh上で他のOSを同時に起動できる仮想化ソフトウェアだが、その使用頻度はそんなに高くはないものの安定したWindows XP環境でウィンドウズ向け機器やアプリケーションを体現させてくれる意義は大きなものがある。
それから10位のScanSnap for Mac(S510M)は12月19日に届いたので評価の締め切りぎりぎりに間に合った製品だが、当初考えていた以上の可能性を感じてランクインした。
ちなみにScanSnap for Macと10位を争ったのはEye-Fi Cardだった。Eye-Fi Cardは手にしたときには感動したが正直いまでは当たり前となりJPEGだけを限定としているその仕様にいささか不満を感じるようになったことを白状しておきたい。
それからランキング外ではあるがその影響力と功績を讃えておきたい製品をいくつか挙げておくと、iPhone 3G用の充電用バッテリーであるdexim BluePack for iPhone、S-ATA HD専用4タイプインターフェイスクレードルのFireWire Toaster、デジタル・フォト・フレーム SPF-83H、デジタルインクパッド PTB-DIP1そしてソフトウェアだが、NetBarrier X5、MAC-Transer 2008 などなどだろうか…。
そんなわけで2008年度Macテクノロジー研究所におけるベスト10が決まったが、さて来年はどのような年になるのだろうか…。