
ネットワーク環境の構築は一時と違って随分と楽にできるようになった。しか現在は何らかの原因で通信ができない場合には即仕事に支障をきたす…いわばライフラインの一種だからトラブルは困る。しかしメーカーやサービス企業の中にはその使命を十分果たしているとは思えない会社もある。
私は現在MacBookを使い、WILLCOM SIM “DD”のUSBタイプと通信モジュールW-SIMとによる契約をしている。接続スピードに少々難はあるものの、ホットスポットなどがない場合には便利に活用してきた…。そもそもAirEdgeとは長い付き合いである。
さて一昨日、見知らぬ方からメールが届いた。MacとAirEdgeでネットワークが出来なくなり大変お困りとのこと。あれこれと検索した結果、当サイトを知っていただき、藁にもすがる気持ちで情報はないかとメールをいただいたようだ。
問題は最新のOSであるMac OS X 10.4.10にアップデートしたら通信ができなくなったとのこと。急ぎウィルコムのサポートに電話したところ、当該OSバージョンはサポート外であり今後もアップデートの予定はないという対応だったようだ。
その時点で私には通信出来なくなった原因がOSのアップデートにあるのかどうかは分からない。もしかしたらドライバー類が最新のものでない場合や設定が変わってしまったことが原因だったりする可能性もあるわけだが、問題はもし本当に10.4.10が原因だとするなら、WILLCOM SIM “DD”のユーザーの一人としてこれは一大事である。私のMacBookはメインマシンでなかったから、たまたま10.4.9のままであったに過ぎず、機会があったら最新のバージョンにアップデートするつもりだった。
これは是非にも自身で裏を取る必要があるとウィルコムに電話をしてみた。

※愛用してきたWILLCOM SIM “DD”と通信モジュールのW-SIM
まあまあ予想はしていたが腹の立つ対応だった(笑)。
私の聞きたいことは単純だ。Mac OS X 10.4.9で現在動作しているものが10.4.10にアップデートすると動くのか動かないのか…である。
そう、電話をする前に一応ネットで確認しようとウィルコムのサイトを見てみたが対応OSは10.4.8までしか記述がない。繰り返すが私の環境は10.4.9だが問題なく動作している。したがって同サイトでは最新OSバージョンはともかくとしても、10.4.9の検証ならびに情報開示も怠っていることになる。
システム的には後払いという形になってはいるものの、毎月定額料金を契約に基づき支払っている顧客に対して「通信できるかできないか」という最も基本的な情報が開示できていないのだから呆れるしかない。
ドライバーが対応しないといったケースはこれまでにも多々あって大いに迷惑苦慮したが、メーカー各社は少なくとも現在の対応状況をいかに迅速にそして正しい情報として顧客に提供するかを真剣に考えていただきたい。
さて、ウィルコムの電話口に出た女性は「申し訳ありません」とはいうものの「それはメーカーであるネットインデックスに問い合わせて欲しい」の一点張りなのだ。
理窟は分かるが、WILLCOM SIM “DD”にはきちんと”WILLCOM”のロゴが入ってもいるし、ネット契約はウィルコムとなのだからこれでは単純な責任回避ではないか。相変わらずのたらい回しだ。
まあ押し問答しても先に進まない相手だからと電話を切り、早速メーカであるネットインデックスに電話をかけた…が「本日の業務は終了しました。営業は土日を除く…」といった録音スピーチが流れる…。しかし現在の時刻は午後1時過ぎであり日中だ。念のためにサイトで確認したらこの二日間は夏期休暇だという…嗚呼。
でもねぇ、個人商店じゃあないのだから、夏期休暇は夏期休暇でその旨録音ぐらい変えておけよなあ…。一瞬倒産でもしたかと思った…(笑)。
ともあれ、滅多に訪れないサイトだからと最新の対応状況を確認する。WS002IN と使用するパソコンメーカー「Apple」で検索するが驚いたことにネットインデックス社のサイトにあるAppleの動作確認機種一覧はいまだにPowerBook G4 だけしか記述がないのだ…。これは酷すぎると思うけど…。
確かにこの業界は変化や進化の激しい世界であり、新製品やOSのアップデートも頻繁である。そしてそのすべてに対応し確認することは大変な仕事であることは分かる。しかしそれを承知で業界の雄になろうと看板を掲げているのならユーザーや契約者に対して責任はきちんと果たさなければならない。
例えばあらかじめMac OS X 10.4.10にアップデートするとWILLCOM SIM “DD”が使えないという情報が少しでも早く開示されていれば、その是非はともかくユーザーの信頼は増すだろう。しかし現在のままでは多くのユーザーが不利益を被っているに違いない。
リアルタイムの情報開示が無理なのは分かるが、せめて「確認中だからOSのアップデートは待て」くらいの告知をしても良さそうだと思うのだが…。
それが出来ないのならビジネスを即止めていただきたいと思う。中途半端なビジネスは信頼して利用するユーザーに対して実に不誠実であるばかりか迷惑である。昨日まで使えていたものが前触れもなく突然使えなくなって当然だというようなことがまかり通ってよいはずはない。
ハードウェアの機種やそのOSなどにサービスが対応するか否かは、そのサービスが使えるか使えないかという基本中の基本である。その基本とも言うべき情報開示を怠っていると言うことはまさしくやる気がないことを示していると考えるしかない。
というわけで私のMacBookの10.4.9を最新OSにアップデートするとWILLCOM SIM “DD”が使えなくなるのかどうか…は怖くて試すことが出来ない(笑)。
期待はしていないが、休み明けに一応ネットインデックス社への確認を済ませ、どうしてもダメなら長い間使ってきたAirEdgeの契約をやめるつもりである。
この業界はいつまでこんなことの繰り返しを続けなければならないのだろうか…。世間では菓子や食品の賞味期限を偽ったり、その安全を蔑ろにするニュースが目立ち、内部告発を含む大きな事件に発展しているが、販売契約した商品あるいはサービスに対する責任を全うしていないこうした企業の動向は、今後食品の賞味期限の偽り以上に社会問題にすべきだと思う。
状況がはっきりしたらまたご報告したい。
【追加情報】
読者の方からいただいた情報(感謝 !)ではPowerBook G4 (15インチの最終版)ならびにMac OS X 10.4.10の環境でWILLCOM SIM “DD”とW−SIM(RX420AL)が動作するとのこと。
インテルMacが問題なのか、それとも私のW-SIMはRX410INだがRX420ALと違いがあるのか…いずれにしても自身のMacBookで人柱になるしかないようだ(笑)。
【追加情報-2】
別途情報をいただいた。W-SIMはRX410INでかつMacBook Pro15″ Core 2 Duo 2.2GHz + Mac OS X 10.4.10 で動いているとのこと。そうであれば私のMacBook環境でも問題はない理窟だ。これは嬉しい情報です。
【追加情報-3】
MacBookによる情報をいただいた。それによればMacBook 2.0GHz Intel Core Duoブラックで、DD+RX410INは問題なく動いているとのこと。何だか大丈夫そうだ(^^)。
【追加情報-4】
別途MacBook 2GHz Intel Core 2 DuoとMac OS X 10.4.10 (8R2218)にAirEdge RX410INを接続したところ、So-netのダイヤルアップに問題なく接続、通信できたという報告も頂戴した。