
計測したい対象に触れずにその表面温度を知ることが出来る温度計をAmazonでみつけ、実際に何に使うかを別にして興味を持った。しかしよく考えてみると日常その温度を知りたいというシーンは結構あることにも気がついた。
日常のシーンで温度を測りたい、測って見たいと思うことは多々あるものだ。ただし実際には対象の温度を測る温度計が必要だし場合によっては手を触れることが出来ないものもある。
Amazonをググっていたら、約0.5秒で対象物に触れず簡単にその温度がわかる非接触赤外線温度計という製品があることを知った。無論この種の機器が存在する事は知っていたが、携帯できるほどの小型のものでかつ安価なのがあるとは知らなかった…。
まあ私の場合、料理中に油の温度を測ったりすることはほとんどないが、コンピュータの内部機器や熱を持ちやすい周辺機器の温度を知りたいことは多々あるし、愛犬の体温を知りたいと思ってもいちいち専用の体温計をお尻に差し込むなどできない。そして実用面ということより好奇心で室内外の壁の温度を知りたいと思ってもおいそれと測ることができないでいた。
その点この非接触赤外線温度計「Mr. Check」 TN006 ならその名の通り、壁とか天井あるいは床といったものは勿論、食品や料理中の温度をも対象に触れることなく感知部を対象に向けてボタンを押すだけで簡単に測ることができるという。それも約0.5秒という早い計測が可能でありその温度は液晶にデジタルで表示される。
温度測定範囲は -33℃〜180℃ と思ったより広いし測定の制度も表示値の±2.5℃または±2.5%のいずれか大きい方とまずまずである。
なによりも本体サイズは8.26(H)×19.1(W)×19.1(D)mm、重さ17gとコンパクトなため付属のストラップ共々どこにでも携帯できるのも嬉しい。
※大きさ比較のためiPhone 3Gとならべた非接触赤外線温度計「Mr. Check」 TN006
早速回りのものに向けて温度をあれこれと測ってみた。
室温が19.4℃を示している室内で目の前にある30インチApple Cinema Displayの液晶面は32.0℃、Mac Proの向かって左側面中央付近は24.8℃、Magic Mouseの表面が20.4℃で裏面が21.7℃、床が17.8℃といった具合だ。
皆ほぼ10cm程度の距離から計測したが、無論距離によって温度は変わるからなるべく近寄って計測するべきなのだろう。
ちなみに本製品は人間用ではないが、例えば耳の穴で計測すると目安にはなると考え自分の耳に差し入れて測って見ると36.2℃と表示…。階下に降りて愛犬の耳に入れて測って見ると37.6℃であった。まあこんなものだろうか(笑)。
計測の精度は前記したとおりだが、テストの一環として30インチApple Cinema Displayの上部フレームに別途デジタル温度計のセンサーを貼り付け、その表示温度とこの非接触赤外線温度計「Mr. Check」による温度を比較してみた。
正直何度かボタンを押すごとに、あるいは計測面との距離で多少値が変化するが、このテスト時にはデジタル温度計が26.9℃を示しているとき、同じ箇所を1cm程度の距離から非接触で測ってみると26.8℃と出た。
※30インチApple Cinema Displayの上部アルミフレーム部位をデジタル温度計(上)と非接触赤外線温度計「Mr. Check」(下)で計測し比較した例
たまたま近い値が出たともいえるが非接触赤外線温度計「Mr. Check」の精度は研究用としてはともかく、日常生活用としては実用的なものだと考えてもよいようだ。
マニュアルによれば測定領域は距離と領域直径1対1だというから、例えば測定距離が10cmなら測定領域の直径範囲も10cmということになる。
さて約15秒すると自動的に電源が切れるので計測した値も消える。そして前記したように計測そのものは0.5秒ほどでできるため、次々と対象に向けて計測が可能なのは便利だが、メモを取るとか写真を撮ろうとしても間に合わずに消えてしまうことがある。この連続して計測できるのは良いとしても必要な場合に一時記憶させておくボタンなどが欲しいと思う。
なお電池はアルカリボタン電池LR44×2で交換可能だが、小さなネジを取り外す必要がある。
最初は単に面白そうだからと手に入れてみたが、その携帯性の良さを含めて日常の様々なシーンで活用できる便利グッズだと思った次第。