
いま…ちょっとチョコレートが見直されている。癌や動脈硬化などの原因といわれている活性酸素の動きを押さえる働きをするポリフェノールがチョコレートには多く含まれているからだ。今日コンビニでカカオ分99%という板チョコを買ってきた。
ポリフェノールは赤ワインにも多く含まれているが、チョコレートにはそれよりもはるかに多量に含まれているという。このカカオ・ポリフェノールは前記した癌とか動脈硬化といった病気以外にもストレスに対する抵抗力を増したりアレルギーやリウマチにも効果があると最近の研究で分かってきたという。
また一頃はチョコレートを食べると鼻血が出る、あるいは太る、虫歯になる…といった言われ方をしてきたが昨今はチョコレートに追い風の情報が多くなり「チョコレートは太らない」あるいは「カカオ成分には虫歯を防ぐ効果あり」といった研究が進んでいるらしい。
そのようなわけでご承知の方も多いと思うが現在ではカカオ成分が多い本格的なビターチョコレートが多々登場しているのである。ちなみにビターチョコレートとはミルクが入らないチョコレートのことを指していたらしいが最近ではカカオ分が70〜90%という低糖のチョコレートを意味する場合もあり別名ダークチョコレートなどともいう。
とまあ能書きはともかく私はこのチョコレートが大好きである(^_^)。なにしろ時代背景もあってか子供の頃、美味しいチョコレートは高嶺の花であり滅多に食べる機会がなかった。当時の物価からして安いものではなかったこともあり駄菓子屋にはチョコレートの代用品が安く売っていたりしたものだ。無論似て非なる代物である。
ところで小学校低学年の頃だがチョコレートに個人的な思い出もある…。
当時私の家族は2階建ての古くて大きなアパートに住んでいたが、その端の部屋に子供心にも綺麗なおばさんが一人で住んでいた。特に声を掛け合うこともなかったが私(小学校2,3年の頃だと思うが)が妹を背負っていたりすると不備に思ったのか手招きしてくれ、当時としては珍しいメーカー品のチョコレートをいただくことが度々あった。
母達はその綺麗なおばさんのことを「おめかけさん」とか言い合っていたが私がその意味を知るのはずっとずっと後のことである(笑)。
井戸端会議で交わされるそうしたうわさ話では、そのおばさんは現在も存在する有名チョコレートメーカーの役員の囲い者(これまた古いね…)だったというが無論本人に聞いたことではないので真相は不明だ。しかし私にとって、今思えばちょうど竹下夢二が描くような綺麗な女性とチョコレートが重なり合うのだ(^_^)。そして大きくなったら板チョコ一枚を一人で全部食べてみたいと本気で思ったものである…。
さて近所のコンビニにこのカカオ分99%の板チョコが売っていた。明治製菓の「チョコレート効果」の新製品だという。シリーズとしてカカオ分86%と72%の品も並んでいたので食べ比べようと一緒に買ってみた(笑)。
興味深いのはカカオ分99%の板チョコのパッケージに「非常に苦いチョコレートです。お口で少しずつ溶かしながら、又は甘い飲み物と一緒に召し上がることをお勧め致します。」と書かれている。苦いことが不味いことに直結するものではないのが味覚ではあるがこればかりは体験してみなければ分からない。
早速包装を開けてカカオ分99%のチョコレートを一かけ口に入れてみた。まず香りは当然の事ながらチョコレートそのものだ…。
口の中で溶かしてみるが、確かに苦い。チョコレートだと思うから予想以上に苦いが口に入れていられないほどではないものの、苦さが一瞬何かの薬品を連想させる。確かに舌触りは滑らかなのだが慣れないこともあり正直美味しいとは感じない。
ちなみに口直しならびに比較をとカカオ分86%のチョコレートを口にしてみたが本格的なビターチョコレートながらこちらはチョコレートとして楽しみながら食すことができる。
ではそうまでしてカカオ分99%を食べる利点は何かといえば同じグラム数で比較するとカカオ分99%のチョコレートは当然のことながらポリフェノールの含有量が秀でているわけだ。
しかし思わず私は「人はポリフェノールだけのためにチョコを選ばず」と減らず口を叩いてしまった(笑)。
そしてあらためて発見したことは、カカオ分86%のチョコよりカカオ分72%の方がさらに美味しいという事実だった(爆)。