Mailで、メルアドから差出人名をピックアップする方法

Mac歴2年ほどの友人から「知っていたら教えて!」という電話が入った。聞けば、Mailアプリで受信したメールから、理由があって差出人名をピックアップしたいという...。


詳しいことはあえて聞かなかったが、彼はコミュニティ仲間とのメールのやりとりやイベント通知のあれこれで奔走しているらしい。そして目的はともかく、受信したメールから差出人名を抜き出して別途データを作っているという。
彼曰く、メールに署名があればそれで済むが、送られてくるメールの半分くらいが本文最後の署名がないので困るとのこと。しかしMacintoshのMailアプリでは発信人、すなわち From : に例えば 松田純一 といったようにメルアドの前に差出人名が記されているものが多いので、それを見て別途Excelかなにかに手入力しているという...。とはいえ扱うメール数が段々多くなり面倒になってきた。この From : の表記からメルアドでなく発信人名だけをピックアップできないか? というのが彼の質問だった。
すでに多くのユーザー各位はご承知だと思うが、Mac歴2年の彼が知らない事実もあり、念のためチップスというか、その方法をご紹介しておく。

さて早速だが、例えば受信したメールを開き、その From : 箇所をマウスでアクティブにして、ワープロソフトなどにカット&ペーストしたらどうなるだろう。
残念ながら From : に "松田純一 " とあっても、ペーストされるのはメールアドレスだけだ。ではどうするか...。
他にもっとよい方法があるのかも知れないが、私の知っていることとして、以下2つのやりかたを友人に説明した。
ひとつは、もし今後頻繁に差出人たちとコミュニケーションを取る必要性があるなら、アドレスブックに登録して一覧管理しておくべきだ。そしてアドレスブックにメールアドレスと発信人を移す方法も簡単である。
まずは受信メールを開いてその From : 箇所をマウスで長押しする。するとプルダウンメニューが表示する。

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※受信メールを開いてその From : 箇所をマウスで長押しするとプルダウンメニューが表示

メニューの中の「アドレスブックに追加」を選択することで文字通り、メールアドレスと差出人名(データがあれば)がアドレスブックに追加される。一端アドレスブックにデータが構築されれば、いろいろな活用方法が考えられるわけだ。

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※Mailからアドレスブックにコピーされた差出人名とメルアドを専用グループ名として管理する例

また、アドレスブックにデータを加えるほどの頻度ではなく、スポット的に差出人名のみをメールアドレスからピックアップするには前記と同じく、 From : 箇所をマウスで長押ししたメニューから「Spotlight: 差出人名」を選択してみよう。すでにそこには差出人名が表記されているはずだ(データがあれば)。

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※From : 箇所をマウスで長押ししたメニューから「Spotlight: 差出人名」を選択

そして起動したSpotlightウィンドウの検索フィールドを確認して欲しい。そこにも差出人名がペーストされている。したがってここで単純に「コマンドキー+C」のコピーを実行し、例えばワープロやExcelといったデータ作成のアプリへペーストすればよい。

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※Spotlight が起動すると、その検索フィールドに差出人名が入力されている

友人は「これは知らなかった!助かるよ...」と電話を切ったが、役に立ったのだろうか(笑)。

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「MacTech Lab. オリジナルキャップ」プレゼント企画

日頃、当サイトをご支援いただいている皆様に、ささやかではありますが御礼を込めて「MacTech Lab. オリジナルキャップ」を厳選なる抽選の上、5名の方にプレゼントさせていただきます。応募要項をご了承の上でお申し込みください。


今回のプレゼントのアイテムは、ブラックのキャップにゴールドで "MacTech Lab." と刺繍を入れたフリーサイズのオリジナルキャップです。勿論、新品未使用品です。
なおご応募いただいた方は以下応募要領をご承知いただいたものとします。

MacTechCap

【応募要領】
●応募期間    2007年1月29日(月)〜2月10日(土)まで。
●賞品と数量   「MacTech Lab. オリジナルキャップ」を5名様に1個づつ。
●応募方法    mactechlab_present@mac.comまで「オリジナルキャップ希望」とメールをお送りください。なお本メールアドレス以外の当サイトアドレスへのご応募は無効となりますのでご注意ください。
●当選者発表等  厳選なる抽選の上、当選者の方には別途発送先のご住所をお聞きするためのメールをご応募時のメルアドへお送りします。ご住所等照会のご返事は一週間以内にお願いします。また抽選ならびにその結果に関するお問い合わせには一切お答えできません。
●個人情報    当選された方からご呈示いただくご住所等の個人情報は、当該賞品をお送りするためだけに使われます。
●免責      理由を問わず、万一メールならびにサーバーのトラブルあるいは配送業者の事故などによりご応募ができない、賞品が届かないといった問題が生じた場合も勝手ながら当方はその責任を負いません。またお送りする賞品は現状のままお届けするものであり、事由を問わず、取り替えや交換、換金は一切いたしません。
●その他     お一人で複数のご応募はご遠慮ください。

以上

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「iPhone」にも酷評があるようだが...いつものことだ!

AppleがMacworld Expoの基調講演で発表したiPhoneは世界中のメディアが取り上げたが、褒めることを知らない人たちも多々存在するらしく酷評もあるという(笑)。
その最たるものに「iPhoneの技術は目新しいものではない」とする業界関係者がいるという...。バカを言ってはいけない!


あのiPhoneに関して私自身は大いに賞賛を惜しまない一人だが、アナリストの一部や業界関係者、専門家と称する人たちの中には様々な酷評を唱える人もいるという。
その最たるものに「iPhoneの技術は目新しいものではない」という物言いがある。また「500ドルもするバカ高い携帯など誰が買うか?」といった意見もある(笑)。しかし2001年にあのiPodが登場したときもアナリストや専門家の多くは「1,000曲も持ち歩く必要性がどこにあるか」とか「単なるMP3プレーヤーとしては高すぎる」といった酷評を宣ったことを忘れてはならない。

それに「iPhoneの技術は目新しいものではない」といった物言いは、それこそコロンブスの卵であり、後付の物言いだ。
確かに現時点ではiPhoneに関する機能の細部まで検証できてはいないが、目新しい技術であろうとなかろうと、携帯電話が登場してからこの方、これほどの製品をどのメーカーが発表できたのか...。無論、ありはしない。
携帯電話が日本で初めて見られたのは、1970年の大阪万博でのことだという。ただし実際の移動が可能な電話機としては1979年にNTTの前進である日本電信電話公社がサービスを開始した自動車電話である。そして現在まで、私たちは小型軽量化とデザインのあれこれは体現してきたが、携帯電話の機能やインターフェースはまるでキャリア各社やメーカーが申し合わせたように画一化し、同じ次元のものでしかない...。現在もそうである。

私自身、NTTから出た「ムーバー」を1993年前後から使い始めた。したがって早くも携帯電話歴は14,5年ほどになるが、その間に今回のiPhoneほど物欲を刺激する携帯電話機はなかった。これまで、機能を選べばデザインは妥協...あるいはデザイン重視で選ぼうとすれば機能は妥協...という連続だったと言って良い。
「iPhoneの技術は目新しいものではない」というのなら、なぜA社もB社も、そしてC社からも1970年代からの30年間、iPhoneに匹敵するエキサイティングな製品をただの一度も出せなかったのか。メーカー各社はこれまで何をやっていたのか...少しは反省して欲しいと思う(笑)。

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※Macworld Conference & Expo 2007のキーノートスピーチで、誇らしげにiPhoneを発表するスティーブ・ジョブズ CEO

テクノロジーは人のためにある。そして人間の成し遂げたい事、欲求あるいは希望は昔から基本的には変わっておらず、テクノロジーの進化は発明ではなく新たな再発見/再発明の部分が多いものだ。当サイトの主張も「
テクノロジーに期待と畏敬の念を持ちつつ、どのようなテクノロジーにもルーツが存在し、新製品や新しいアイデアも過去の業績の上に成り立っていることを認識すること」とアバウトページに記しているが、基礎技術を積み重ねてひとつの製品を作り上げると言うことは本来そうした意味を含んでいるものだ。
「iPhoneの技術は目新しいものではない」と切り捨てるのはやさしいだろうが、そういう物言いしかできない人たちは、スティーブ・ジョブズがあのゼロックス・パロアルト研究所(PARC)を訪れ、Lisa開発のヒントを得たという
歴史的現実から何も学んでいない。

例えiPhoneに採用されているテクノロジーの一部が、過去に存在していたとしても、誰もそうしたものを活かすすべを知らなかったことは事実なのだ。繰り返すが、iPhoneのテクノロジーの多くがこれまで先達たちの努力とインスピレーションの賜であるとしても、iPhoneという具体的な製品を開発した成果は間違いなくAppleの、あるいはスティーブ・ジョブズの「再発明」だと言ってよい。Appleは...いや、スティーブ・ジョブズは、私たちが何を欲し、喜ぶ物を見通しているかのようだ。

残念ながら日本市場にiPhoneが登場する時期は分からない。しかし米国では6月にリリースとのことなので、市場の反応がどのようなものになるか、大変楽しみである。

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待望のBフレッツ開通!!

遅ればせながらインターネット回線をADSLモアIIIから、Bフレッツに変更した。工事もまずは順調に終わり、ネットワーク環境はひとまず理想的なスピードを確保したことになる。


移転先でもこれまでどおり、ADSLモアIIIを快適に使えると考えていたのが大間違い...。NTT収容ビルまでの伝送損失が33dBもあり、大きくパフォーマンスを下げなければ接続が落ちるという最悪の状況に遭遇...。光にするしか選択肢がなかった(笑)。

朝の10時過ぎに家の前に車が二台止まった。外で光ケーブルを設置する人と、家の中に引き入れたケーブルに回線終端端末を設置して、開通テストまでを行う人。そして道路に駐車している車をフォーローし、通行する車を誘導する係りの人までいる...。
これで工事費無料、使用料2ヶ月間無料だというのだからありがたいが、何だか悪い気もしてくる(笑)。
壁に穴は開けられないし、万が一の場合はエアコンのダクトからでも光ケーブルは引き入れることができるからと決断したが、幸い一般電話のモジュラー部位までの配管を使ってスマートにケーブルを引き入れることができた。
それにしてもインターネットもISDNそしてADSL初期の頃までは、申し込んでから随分と待たされた記憶がある。しかし、今回のBフレッツは申し込んでから2週間もかからなかった。その間、特に光ケーブルを自宅に引き入れるために、どの程度の工事が必要なのかという下見までやってくれたのだから、時代は随分と変わった...(笑)。

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※自宅のBフレッツ工事シーン

また最初期の製品が記憶に残っていたこともあって、回線終端端末のサイズが随分と小型だったのでびっくり...。ともかく自宅の特殊事情もあり、回線終端端末からルーターまで随分と長くLANケーブルを引き回すことになった。
無線LANという手もあるし、昨今話題になっている電源コンセントを利用するPLCアダプタを採用するという手もあったが、総合的なスピードの問題などでベーシックな設置方法となった。
取り急ぎネット接続に問題がないことを確認した後、一番の興味であるスピードを測ってみた。

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※Bフレッツ・ハイパーファミリータイプ用の回線終端端末装置

下りが48.37Mbps、上りが48.3Mbpsというまずまずの結果となった。無論この値はリアルタイムに変化するわけだが、特に上りの値が期待以上だった。これで回線に関しては当サイトもこれまでより随分とアクセスがしやすくなったと思われるWinking
それはともかく、インターネットはもはや仕事で不可欠だといったことだけでなく、水道・電気・ガスといったものたちと同様に、私たちのライフラインになった感がある。これなくして毎日の生活が成り立たないのだから、トラブルがあると本当に神経を使う。

思えばたった300bpsのモデムを使ったパソコン通信から始まり、ISDNを経てADSLにたどりついた。そのADSLも数回アップデートした上に今回のBフレッツ開通と相成ったわけだ。
私の友人の中にはインターネットを始めたと同時に"光"というお目出度い奴もいるが(笑)、ひとつずつ段階を追ってここまでたどり着いてみると、ありがたさが一際増す感じもする。
最後に予告を...。
近々当サイトではささやかながら、Bフレッツ開通を祝って?オリジナルプレゼント企画を行う予定である。お見逃し無く!

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カーネルパニックの後でMailが起動しなくなった!

ハードディスクのトラブルには気を使っているつもりだが、思わぬ所でトラブルに遭遇。Mailを起動しようとしたが「ホームディレクトリに空きがないため...」というメッセージが表示し起動できない...。


Mailを使っていたら久しぶりのカーネルパニック表示が!
仕方がないのでマシンを再起動し、これまたMailを起動しようとすると「ホームディレクトリに空きがないため、メールボックスをアップデートできません。Mailを使用する前に、ホームフォルダの空き容量を増やす必要があります。不要な書類を削除するか、書類を別のフォルダに移動してください」という冷たいメッセージが...(泣)。
ただし、実際の容量は130G以上もある...。念のためSafariなど、いくつかのアプリを起動してみるが問題はなさそうである。
考えてみると、日常頻度の多いアプリケーションの中ではMailのトラブルが一番多いような気がする。しかし今回のトラブルはこれまで覚えがない...。

トラブルの理由はともかく、何とか復旧しなければならないが、ここで慌てるとまずいことは経験から分かっている(笑)。分かってはいるが落ち着いてはいられない。何しろ電子メールは今やビジネスは勿論、友人知人達との意思疎通になくてはならないものになっているから、半日メールが使えないとなれば何らかの支障が起きることもあり得る...。
一応、こんな時に...という考えもあって、MacBookのMailにもメインマシンと同様のアカウント設定をしているため、新たな受信や送信なら取り急ぎは何とかなる。問題はMailを含むホームディレクトリのバックアップをこの2ヶ月ばかりやっていなかったことだ...。
個人的なことだが、その2ヶ月間に受信したメールのいくつかは失っては困る内容のものがある...。

一応、トラブル時の定番ということで、「ディスクユーティリティ」を使って、ディスクの検証ならびに復旧をやってみたし、「ディスクウォーリア」でディレクトリの再構築なども実行してみたが、今回の問題には関係がないようで、状況は変わらない。
やはりここは小手先ではなく、やるべきことをやるしかないようだと覚悟して淡々と作業に入る...。

まず起動しないにしてもデータそのものは存在するはずなので、ホームディレクトリ/ライブラリにある「Mail」フォルダを別のボリュームのハードディスクにコピーしてから、元の「Mail」フォルダを消去。
その後、Mailを起動させると初期状態で立ち上がる...。これで取り急ぎ、アプリを再インストールする必要はないようなのでまずは安心。
続いて、Mailの「ファイル」メニューから「メールボックスの読み込み…」を実行して、先ほどコピーした「Mail」フォルダを指定。
「データの読み込み元:」のラジオボタンを「Mail for Mac OS X」にして「続ける」ボタンをクリック...。
これで幸い、Mailのアカウント設定などを含む以前の環境は元に戻った!

しかし原因は何なんだろうか?
たぶん...受信メールを過去数年分、溜まるだけ溜めていたのがまずいような気がするWinking。やはり使い勝手はともかく、受信フォルダの中身は1年単位くらいでクリアし、それ以前のデータは別途バックアップしておくべきだと反省。

こんな...ある意味ささやかなトラブルでも、半日ほどマシンが正常に使えないはめになる。Mac OS Xになってから、OS 9とそれ以前に嫌と言うほど味わったどうしようもないトラブルにはほとんど対面しなくて済むようになった。
しかし、当然のことながら「パソコン」は相変わらず一瞬で使えなくなったり、大切なデータを失ってしまう危険性をいつも持っていることを忘れてはならないと、あらためて感じた次第である。

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MacやLaopardの話題がなかった基調講演〜Macはどうなる?

文字通り、iPhone一色の基調講演だったが、新しく発表された製品はiPhoneの他にはApple TVと802.11n対応の新しいAirMac Extremeだけだった。Macユーザーとしては些か寂しいExpoとなったが...。


Apple Computer, Inc.からComputerの名が無くなったとはいえ、Macの話題のないMacworld Conference & Expo基調講演というのも寂しい話ではある。だからこそ、今後のMacintoshがどうなるかが気になった方も多いのではないだろうか。
過去、Expoの基調講演でも iPodの話ばかりで、Macintoshの話が出てこなかったことがあった。今回も基調講演の冒頭にインテル移行が7ヶ月で達成できたという話しかMacintosh関連の話題はなかった。そして期待されている次期Mac OS X "Laopard"の紹介もなかった。これでは今後のMacintoshがどうなるか、些か心配になってくるのも当然だ。

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※インテル版への移行は7ヶ月という驚異的なスピードで成し遂げたと説明するスティーブ・ジョブズ氏

友人や知人達との話の中でも「AppleのMacintosh路線に大きな変更があるのだろうか?」という心配の声も聞かれた。また前の記事で私が、AppleはMac OS Xをライセンスするのでは...という主旨のことを書いたこともあり、Macintosh路線に大きな変更があるかも知れないと危惧する仲間もいる...。

まあ...今回はiPhoneにマスコミやユーザーの興味を集中させたいという意図もあり、話題を一点に絞ったと思われる。そして最近の動向を見ていれば、新製品はMacworld Expoで発表すべし...というやり方は、一昔前のことになっている。したがって新しいMacintoshやLaopardのアナウンスは、その正式なリリース時期とからめて、いつセレモニーがあっても良いわけだ。
しかし、iPhoneの上々の出来を見ると、近未来のMacintoshにとっても色々な意味で影響があるものと考えてよいだろう。だから、話題がなかったからといってMacintoshの将来に陰りが出てくるとは考えにくい。そして基調講演の中でスティーブ・ジョブズ自身がAppleのプロダクトをMac、iPod、Apple TVそしてiPhoneと位置付けて説明していることから、Macintoshの開発がストップすることなどあり得ないだろう。

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※基調講演の後半、社名変更の直前にAppleのプロダクト構成を説明するスティーブ・ジョブズ氏

また iTunesの存在、Apple TVやそれらとの連携に欠かせない802.11n対応の新しいAirMac Extremeなど、それらは直接間接的にコンピュータという代物をベースに存在する製品たちだ。したがって、近々AppleがMacintoshというパソコンの製造を止めるという心配は無用だと思うが、プロダクトのコンセプト変更はあり得るかも知れない。
現在、ご承知のようにMacintoshの製品ラインナップはデスクトップではMac mini、iMac、Mac Proがあり、ノートとしてMacBookとMacBook Proがある。これらはスティーブ・ジョブズ氏がAppleに戻る前と比較すれば、大幅に製品ラインナップを縮小整理した結果だ。そしてApple TVやiPodあるいはiPhoneといった製品群がAppleの主力製品になっていくとすれば、それらをサポートするための適切なMacintoshがあれば事が済むとAppleは考え、一段と製品のバリエーションを減らす方向に進むかも知れない...。
...などと勝手な想像をすればするほど、Appleのパーソナルコンピュータを追ってきた一人としては少々心配になってくる(笑)。

しかし、繰り返すがMacintoshに限ってはこうした悲観論は似合わないと思いたい。そもそもMacintoshはあのスティーブ・ジョブズが生み出したものだからして、これを単純に放り出すことはあり得ないと思う。そしてこれまでMac OS Xの開発に多大なコストとリソースをつぎ込んだAppleが、Macintoshの製造を大幅に縮小するとは思えない...。そう思うが...新しいMacintoshの登場はこれまでのように単にパワーアップ、スピードアップを指向しただけのもの、あるいはデザインの目新しさだけを売り物にするといった事ではユーザーがついてこない時代となった気はするのだ。
思えば、最初のMacintosh 128Kの登場は、そのハードウェアと共にOSも衝撃的だった。その後、CPUがPowerPCに移行し、OSもMac OS Xとなり、安定性向上や使いやすさに貢献してくれたし、CPUにインテルを採用するという劇的な路線変更でMacintoshのパワーもさらなる向上が期待できるようになった。しかしMacintoshに限ったことではないが、パーソナルコンピュータという大きな枠で見れば、現在のパソコンには1984年にリリースされたMacintosh 128Kの痕跡がまだまだ大きく残っており、20数年間という思えば長い時間が過ぎた結果としては、パソコンは基本的に変わっていないとも考えられる。
ただただ、スピードアップを念頭にして20年が過ぎたといってもあながち間違いではないだろう。
Appleはこの度のiPhone発表に際して、「これまでのモバイルデバイスには見られなかったパワフルで洗練されたソフトウェアの時代の到来を告げ、携帯電話の可能性を完全に再定義します」としている。それならば、Appleにはこの辺で、新しい時代のパーソナルコンピュータというものをそれこそ「再定義」して欲しいと思う。
まったく新しい発想、コンセプトから、現代の我々に必要なパーソナルコンピュータがどういうものなのかを見せて欲しいと思う。そして、もしそれができないなら、残念ながらMacintoshはiPhoneの未来型製品に取って代わられてしまうような気がする。

したがって、次期あるいはその次に来るであろうMacintoshは、いみじくもiPhoneが象徴しているように思われる。
パーソナルコンピュータは登場以来「何でも出来ます」といううたい文句で私たちの心をつかんできたが、それはビジネストークでありユーザー側の事情を考慮した考え方ではなかった。これからのパーソナルコンピュータが生き残っていくためには、ユーザーの嗜好・指向というか、使用目的を明確にした上での製品でなければiPhoneひとつの使い勝手にかなわないことになってしまうのではないだろうか。
"The first 30 years were just the beginning. Welcome to 2007" というAppleの謳い文句はiPhoneだけに留まらず、次の時代のMacintoshにこそ当てはめて欲しいと思うのは私だけではあるまい。
これからのパーソナルコンピュータのあり方は、まさしくAppleの存在にかかっている!その思いを強く持った今回の基調講演であった。

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Apple iPhoneの素直な印象〜写真だけではその凄さは分からない!

Macworld Expoの基調講演で発表されたiPhoneは、Appleユーザーだけでなく一般の人たちにも大きな話題になっている。まだ実機を手に取れるわけではないが、iPhoneは実に素晴らしい。


まだまだ詳細な部分についてのアナウンスがないので具体的なスケジュールなどは不明だが、日本でiPhoneを使えるようになるには早くて2008年まで待たなければならない。
米国あるいはヨーロッパ地域とのリリースの時期の差は、様々な条件の違いから生じるものであることは分かるが、ニンジンを眼前にぶら下げられた馬みたいで興奮はしても、いまいちリアリティに欠ける(笑)。
いや...Macworld ExpoのAppleブースでさえ、ケースに収められた一台しか見ることができないというから、まだまだ準備不足なのかも知れない。
それはともかく、iPhoneの凄さは一般的なウェブサイトのニュースなどで、その紹介されたスペックを追っても実態は分からないのではないか。幸いAppleのサイトでは
基調講演の模様をストリーミングで見られるようなっているから、まだご覧になっていない方は是非スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンテーションとそのユーザーインターフェースの妙をご覧になっていただきたい。
繰り返すが、実機を手にしていない私が申し上げるのも変だが、フォトギャラリーなどを見ただけではiPhoneの凄さは分からない...。

iPhone

iPhoneのオペレーションは指で行うが、その指による操作は決してスタイラスなどの単純な代替えではない。二本指による画像の拡大縮小のやり方などはMacBookなどのトラックパッド操作以上にソフトウェアテクノロジーの可能性が大きいことをあらためて認識させてくれる。事実基調講演でスティーブ・ジョブズ氏自身「Appleはソフトウェアを大切にする会社だからこそ、ソフトウェアで実現した...」といった意味のことを発言していた。

当サイトでは基調講演の数時間前に、今回発表される新製品を少々茶化しながら「ワイヤレスiPodの可能性アリ」と紹介した。
ワイヤレスで液晶が大きく、そしてMac OS X LiteのようなOSも搭載されるかも知れないとした。それがiPodなのか携帯電話なのか、あるいは携帯情報端末なのかは分からなかったが、iPhoneはそうした機能をすべて網羅した製品として登場した。
iPhoneと現在我々が手にしている携帯電話を比べて見ると、スペック以上にその違いがよく分かると同時に、iPhoneの素晴らしさが理解できると思う。そして「なぜ、iPhoneの機能の一部でもいいから、使いやすく魅力的な製品がこれまで出来なかったのか...」を思い、Appleという企業の特殊性と技術力の高さをあらためて痛感した。

Appleはすでにご紹介したとおり、その社名から"Computer"を廃した。Macintoshというコンピュータもいくつかのプロダクトのひとつのカテゴリーに過ぎなくなったからだというが、総合家電メーカーとして今後は益々柔軟な製品群をリリースしていくのではないだろうか。
Apple IIでApple Computer社を知り、MacintoshでApple Computer社の凄さと楽しさを痛感し、ユーザーに留まるだけでは飽きたらずにMacintoshのソフトウェア開発をビジネスとした私自身だから、個人的には"コンピュータ"という冠に拘りたい気持ちもある。しかし今般 iPhoneの素晴らしい出来栄えを実感したことで、Appleが作るデジタルカメラといったものだけでなく、例えばAppleが作る冷蔵庫、Appleが作る洗濯機、Appleが作る電子レンジなども見てみたい気がする(笑)。
そんな気持ちにさせるほど、iPhoneはこれまでの携帯電話や携帯情報端末の範囲を超えた斬新で新しいデバイスだと思う。
来年の2008年以降、現在のiPodがそうであるように、街中で...電車の中で...人々が集まるとき、iPhoneを使う多くの人たちとすれ違うようになることを夢見つつ、じっくりと情報を集めながら待つことにしようではないか。

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社名変更はAppleの経営戦略の大幅な変更を意味するか?!

Macworld Conference & Expo/San Francisco 2007の基調講演を振り返ると、そのハイライトはApple TVでもiPhoneでもない。創業以来のApple Computer, Inc.という社名を、Apple, Inc.に変えたことが一番のハイライトではないだろうか。


我々の間ではApple Computer社がその社名を変更するであろうことはすでに織り込み済みである。ただそのタイミングが "いつ" になるかが問題だった。
いや...これは後出しのもっともらしい話しではない...。例えば2004年3月に東京国際フォーラムでインタビューした際に名刺交換したAppleのVice PresidentであるRon Okamoto氏や当時Core Media Groupのシニアディレクタ、Frank Casanova II氏などの名刺にはすでに"Apple"としか印刷されていない。Apple Computer, Inc.ではないのである。
勿論この事はお二人だけのことではなく、現在アップルコンピュータ(株)の代表取締役である山元賢治氏の名刺も、その英語表記面は"Apple"としか印刷されていない...。

AppleRonO
※2004年3月にいただいた、AppleのVice Presidentであるロン・オカモト氏の名刺。その企業名は単に"Apple"とあるだけだ

これは本来おかしな事である。口頭での呼び名の場合には、多々固有名詞を省略して呼ぶことは多い。例えば「日本アイ・ビー・エム株式会社」という正式名称で呼び合うのは堅苦しいし面倒だからと「アイ・ビー・エム」と呼ぶことはよくあることだ。しかし、だからといって対外的にオフィシャルなアイテムでもある名刺の表記にそうした略称を記すことはまずあり得ない。
グローバル企業のAppleの名刺だから、そうした表記には何らかの意図があり、公認の表記であることは間違いないだろう。

またご承知のように、すでにiPodのビジネスが大変好調であり、Appleはもはやパソコンメーカーではない...といった話しも以前からささやかれていた。したがって、いつ社名の変更があってもすでに織り込み済み...といった感もあり、驚くことはなかった。しかし、やはり長年親しんできたこともあり、また革新的なパーソナルコンピュータ・メーカーとして創業し、成功を収めたAppleから"Computer"の名が無くなるのは寂しい。
これからもMacintoshの開発を止めることはないだろうし、今回のExpoでMacintosh関連の発表がなかったのは、単にiPhoneへ話題を集中させる意図だったのだろう。
それより驚いたのはiPhoneに搭載されたOS名称がMac OS Xではなく"OS X"と表記あるいはアナウンスされたことだ。
これまた当然のことながら「MacのOSではなく携帯電話のOSだから」単純にOS Xと命名したのかも知れないが、ことはそれだけで終わらないという感じがする。

これまで携帯電話などのデバイスに採用されてきたOSは独自のものだったり、TRONあるいはWindows系が採用されたりしてきた。そしてMac OS Xが携帯電話に搭載されるのは勿論iPhoneが初めてである。
4GBのある意味で小さなフラッシュメモリのiPhoneにMac OS Xが易々とビルトインできるとは思われないかも知れないが、当サイトの最近の記事で紹介した4GBのフラッシュメモリ「FirePen」にMac OS Xをインストールした際、最小限に必要なものだけを選択した上でのインストールを行うと、インストール後の空き容量はまだ1.53GBも残っていた。
したがってこの空きメモリにアプリケーションとユーザー側のワークエリアを確保することはできないことではない。そして当然、iPhoneに搭載されるOS XはiPhone用にチューニングされているのだろうから、さらに効率の良いOSになっているはずだ。

このiPhoneとOS Xの関係、そしてApple Computer社からComputerの冠が取れたということは何を意味するのだろうか。
単純に考えればAppleは今後、家電製品などへの参入がやりやすくなるだろうし、事実これまでにない様々な製品にコミットする可能性もある。ある意味でAppleは今回、総合デジタル家電メーカーとなることを宣言したことになる。

またMac OS XではなくOS Xとした事由として「Macである必要はない」のだから、もしかするとAppleはこれまでのOS戦略を大幅に変更し、例えば他社パソコン製造メーカーへのOSライセンス供給を始める可能性もあるし、すでにそうした観測もあるようだ。
だとすればAppleにとって、2007年は社名の変更以上に大きな変化と、これまでにない成功をもたらす年になるのかも知れない。
前宣伝の"The first 30 years were just the beginning. Welcome to 2007" は確かに大風呂敷ではなかった!

最後に、個人的にはこのExpoでスティーブ・ジョブズの引退や後継者の発表がなくてホッとした。つくづくAppleという企業は良くも悪くもジョブズの会社なのだということを感じた今回の基調講演でもあった。

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基調講演の目玉はワイヤレスiPodの可能性アリ?!

信頼できる...かどうか分からない情報筋からの話によると(笑)、今回のMacworld Conference & Expo/SF 2007のサプライズのひとつにはワイヤレスiPodの可能性があるようだ...。


前に「噂に左右されないゾ」と偉そうなことを言っておいたこともあり、説得力にかけるが(笑)、基調講演でどのようなサプライズがあるかは私も気にはなる。
勿論、基調講演が始まるまでは何が出るかは分からないわけだが、信頼できる...かも知れない情報網から判断すると、ワイヤレスのビデオiPodが登場するような感じだ。個人的には名前はともかくアップルの携帯電話をリリースしてほしいが、このワイヤレスで液晶が大きなビデオ系iPodも、もし登場するならかなり売れるに違いない。

米国からの情報では携帯電話サービス企業がAppleのために無線通信サービスを提供するといった話しもあるようだから、それがiPod機能を内蔵した携帯電話なのか、あるいはワイヤレスiPodなのかは不明だが、これらに関わる何らかの製品は発表されるようだ。
携帯電話はともかく、ワイヤレスiPodなら仕様にもよるが、基本的にMacintoshとかWindowsといったパソコンに依存せずに、ホットスポットがあれば、iTunesからワイヤレスでミュージックや動画などをダウンロードできる理窟にもなる。いや...もしかするとEtherケーブルのコネクタを備えているかも知れないWinking
ともかく、iTunesをますますiPodビジネスの中核と位置付けたいAppleとしても考えうる作戦かも知れない。

ただし、既存のCDからのインストールやiPod内のライブラリを細かく編集する場合にはパソコンと同期を取ることが必要になってくるのだろうが、iPod自体にMac OS X LiteといったOSを搭載するのではないかという噂も以前からあったから、そんな可能性も否定できない。

まあ...トップシークレットであるはずのこの種の情報がやすやすと私などのところにもたらされるとは思えないが、当たるにしろ間違いにしろ気になったのでご紹介しておきたい。ともかくあと数時間でことの真相は明らかになる!

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いよいよMacworld Expo開催間近〜噂の真相より重要なことは?

いよいよMacworld Conference & Expo/San Francisco 2007が開催される時期が近づいた。それに伴い、相変わらず様々な憶測と希望が飛び交っているが、当然のことながら真相は当日の基調講演になってみないと分からない(笑)。


Appleは "The first 30 years were just the beginning. Welcome to 2007" という大変魅力的で、我々Macintoshユーザーの心を煽ぎ立てるに相応しいコメントを出したこともあり、何事が起こるのか、どんな新製品が登場するのかといったこれまで以上の憶測が飛び交っている。そしてシークレットの度合いもトップクラスだということで、いやでも応でも期待をせざるを得ないWinking
そんな話題の中にはスティーブ・ジョブズは基調講演に出ないとか、ジョブズがCEOの後任人事を発表するのではないかといった話まで飛び交っているようだ。また例のストックオプションに関わる問題で公式見解は出たものの、これを機会にジョブズは一度CEOを辞任するのでは...という観測もあるという。

製品群では、iTVといわれているものや、Apple純正携帯電話の登場など、話題に事欠かないし、まったく新しいデザインのデスクトップやノート、あるいはタブレット型Macintoshが登場するといった観測もある。
こうした観測や希望に関わる話題を提供するのは楽しいものだが、私自身は長い間Macworld Expoに出向き、日本のデベロッパーとしてかなりアップルに近い場でビジネスをさせていただいた。そうした経験から基本的には、そうした話題に真剣には頭を突っ込まないことにしている(笑)。ビジネスとしては誰よりもいち早く正しい情報を得たいと努力をしたこともあったが、残念ながらAppleの新製品動向に関しては成功したためしはほとんどないからだWinking

別にあれこれと新製品を期待したり、アップルの人事を考え・憂い・思い描くのを非難したり、悪いことと申し上げるのではない。我々Macintoshユーザー、Appleユーザーはそうした話題の中で購買意欲を向上させ、コミュニティーを育ててきたことは確かである。Apple側も意図してそうした話題を作り上げてきた感は否めない。しかし歴史が証明しているようにリークや情報の漏洩で、噂の一部は真実であったケースもある。しかし全体的にいうならMacworld Conference & Expo/San Francisco当日になってみなければまったく真相は分からないのだ。例えば最初期のiMacが登場したとき、アップルジャパンのトップでさえその真相を知らされていなかったし、米国本社の副社長級の人物でさえ知らなかったという話しを漏れ聞いたことがある程だ。
したがって憶測や希望は自由だが、そうした情報に振り回されるのは合理的でないという経験則が私にはできている。その私が一番気になることは魅力的な新製品が登場した際に予算をどれほど必要なのかということに尽きる(笑)。

僭越ながら私の持っている情報網がどれほど信頼できるかはともかく、その情報網のあれこれを屈指してMacworld Conference & Expo/San Francisco基調講演の真相を推測するより、10,000円でも小遣いを貯め込むことが最重要課題ではないだろうかと思う(爆)。
まあ、そんな憎まれ口を叩いたところで、こんな文章を書いていること自体が大いなる期待をしていることになる。
個人的にはiPod PhoneなのかiPhoneなのかは分からないが、Appleから携帯電話が登場し、日本でも即日利用できるといったニュースを見聞きしてみたいものだ!!
日本時間の1月10日、午前2時からだというから...また徹夜かなあWinking

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年末年始...プリンタインク切れ始末記

プリンタのインクが切れると当然のことながら印刷が出来ない。確かに常に残量を確認しておけば早めに対処が出来る理窟。しかし、マーフィーの法則ではないが、だいたい印刷できなくなってから気がつく...(笑)。


いまメインで使っているのはキヤノンのPIXUS MP800という複合機だ。なかなか優秀なプリンタで、ノズルの目詰まりなどはほとんどない。確かにトラブルはないプリンタだが、当然ながらインクばかりは在庫を切らすと印刷ができない。
PIXUS MP800は最新機種ではないが、その使用しているインクはポピュラーなものなので、電気店や大型文具店などでは必ずといってよいほど置いてある...とこれまで思っていた。
PIXUS MP800は、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックという4色の染料インクと、別途顔料系ブラックインクの計5色を使うが、今回はこの顔料系ブラックがなくなったのである。

PIXUSINK
※問題の(笑)キヤノン顔料系ブラックインク「BCI-9BK」

12月30日に近くの駅ビルに入っているサトームセンに行ったところ、染料系4色の在庫はあるが肝心の顔料系ブラックがない。その状況を確認し、少なくとも正月明けまでは入荷しないだろうと考え、別ルートで探すしかないと判断した。
まず、ワンコの散歩途中に通る大型書店に立ち寄ったが、こちらもこの顔料系ブラックだけが売り切れだった。ムキになって近所のカメラ店も当たってみたが、「松田には売るな」と申し合わせたように顔料系ブラックインクだけがない...(笑)。
無論、キヤノンのウェブショップで申し込むことはできるが、それでは1月6日以降の届けになるというから、何とか即日入手したいと電車で一駅先の大きな街まで足を伸ばしてみた。

その駅近くにあるビル内の書店をかわきりに、イトーヨーカードーと三越を回ったが、無い...。無いのである。
結局、三越ではまったく予定していなかったワンコのレインコートを買って帰宅するはめになった(笑)。
仕方がないので前記したワンコの散歩の途中にある大型書店に再度立ち寄って「インクを注文したらいつ届くか」と聞く。まあ...予測したとおりであったが、1週間か10日見てくれと言われる。ともかく重複してもいいから買っておこうと取り寄せてもらうことにする...。
でもねぇ...「プリンタのインクコーナーがあり、キヤノンとエプソン純正インクが並べられているのだから、在庫が切れないようにするのが商売でしょう...」と悪たれのひとつも言ってやりたかったが、文句を言ってもインクカートリッジは出てこないのは明白なので、静かにその場を立ち去った(笑)。

印刷ができないままの1月3日夕刻、外食のために女房と駅前まで出向き、これまたスイッチを入れた途端に切れた玄関用のボール型電球を買っておこうと例のサトームセンに立ち寄った。何気に向こうの棚を見ると...あるではないか、顔料系ブラックインクが!!
正月だからか...双六で振り出しに戻った感じだが、一番手近の見せに早々と入荷していたとは縁起が良いのか、はてまた運が悪いのか...。

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(社)日本塗料工業会刊「色彩学貴重書図説」を推薦する

誰しもプリズムに光を通したときの驚きは、いつまでも強烈なイメージとして記憶に残っているのではないだろうか。昨年末に「色彩学貴重書図説」の編集・デザインを担当された杉山久仁彦氏に直接いただいた本書に目を通してみた。


「色彩学貴重書図説〜ニュートン・ゲーテ・シュヴルール・マンセルを中心に」は、文化女子大学名誉教授の北畠耀氏による著書だが、著者後書きによる謝辞によれば、グラフィックデザイナーの杉山久仁彦氏の力がなければ企画自体が小規模になったであろうとあるように、杉山氏の尽力の賜でもあったようだ。

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※(社)日本塗料工業会刊「色彩学貴重書図説〜ニュートン・ゲーテ・シュヴルール・マンセルを中心に」表紙

さてMacintoshというパソコンを使う我々にとっても、ディスプレイに表示するカラーやプリンターに出力する色味などを通して、色彩の妙とその扱いの難しさを意識したことが多々あるはずだ。
専門的なカラーマッチング云々の話ではなくても、お使いのディスプレイを「システム環境設定...」の「ディスプレイ」でカラー補正を行うことは基本中の基本でもある。これはAppleディスプレイキャリブレータ・アシスタント機能を使い、まさしくColorSyncプロファイルの作成を通してディスプレイを補正し、システムやその他のソフトウェアでイメージをより自然で美しく表示するための設定だ。
その際、表示されるホワイトポイント設定の「yx色度図」に興味を覚えたことはないだろうか。

Colorlearned_00
※ディスプレイキャリブレータ・アシスタントによるホワイトポイント設定画面

本来、色彩は個人的な感覚作用であり、他者との共有というか、伝え記録することはなかなか難しい。だからこそ色感覚を数値化したこの種の「XYZ表色系」などが開発されてきたわけである。
この色という "とらえ方と表現" が難しいものをどのように表現すべきかについては、古来からアリストテレスの「色は白と黒の間に存在する」という説に依存する時代が長く続いたが、17世紀になりシンプルではあるものの画期的な三次元の球形色モデルが現れる。
色というものが光から生じることは古代から理解されていたらしいが、それまでにも大きな意味で捉えれば、宇宙観や世界観と共にこの色彩観を表現する先達たちが多々現れていた。

本書はサブタイトルのように、ニュートン、ゲーテ、シュヴルール、そしてマンセルを中心にこの色彩に見せられた人たちの歴史と業績を「見て楽しい色の画集のような一冊」として企画されたものだ。
クオリティの高い多くの図版と共に、どのページから読み出しても興味を誘うその編集の妙は高く評価されるべきであろう。
また巻末の「色と光の文化史年表」ひとつをとっても他ではなかなか一望できない貴重な資料も多い。

色彩は勿論、美術とかデザインに興味のある方は是非お手にとっていただきたいお勧めの一冊である。

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 「色彩学貴重書図説〜ニュートン・ゲーテ・シュヴルール・マンセルを中心に」
 
 2006年4月1日 第1刷

 著者:北畠 耀
 編集・デザイン:杉山久仁彦
 発行:社団法人 日本塗料工業会
 発売:株式会社 雄松堂出版
 書籍コード:ISBN4-8419-0415-8
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